イオンがWAON POINTカードで共通ポイントに参入

イオンカード、WAONでお馴染みのイオンから2016年6月より順次、共通ポイント「WAON POINT」サービスを開始すると発表されました。

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WAON POINTってなに?

今回開始されるサービス名称は「WAON POINT」だそうですが、電子マネーWAONの支払やチャージなどで貯まる「WAONポイント」とは何が違うのでしょうか?

ポイントが英字になっただけで、読み方は一緒なので声に出した時には全く区別がつきませんが(笑)。

これまでの「WAONポイント」は、電子マネーWAONのご利用に応じて貯まり、電子マネーに 交換してご利用いただくポイントですが、新しい「WAON POINT」は、事前に登録いただくと、 WAON POINTカードをはじめ、電子マネーWAON、イオンカード(現金でのお支払い)のご 利用でもポイントが貯まり、利用できる便利で使いやすいポイントサービスです。

プレスリリースより引用

説明を読んでもいまいちよくわかりませんが、WAON POINTカード、イオンカード、現金の支払でもポイントがたまると言うことなので、他の共通ポイントのように、提示と支払いの2重取りができるということなのでしょうね。

イオンカードの場合、ときめきポイントとWAON POINTの2重取りになるという感じでしょうかね?

どうせならこの辺りも共通化してほしいところですが。

還元率はアップするの?

共通ポイント化ということは、提示と支払、またはチャージでもポイントが貯まって、結果的に還元率がアップするというのが最大のメリットですよね。

ただ、プレスリリースの段階ではそこまでの詳細には触れられていません。

イオンカードもWAONも基本の還元率は低い設定ですので、せめて提示と支払で1%還元にはして欲しいところですよね。

願わくば、イオンカードセレクトのオートチャージを組み合わせて3重取りで1.5%還元とかになると一気に高還元カードの仲間入りになるのですが。

共通ポイント市場がさらに熾烈になる?

2015年12月にNTTドコモが「dポイント」で共通ポイント市場に参入しローソンやマクドナルドでの高還元や、DCMXを「dポイントカード」が付帯したdカードとしてリニューアル、キャンペーンやテレビでのCMにより、短期間でかなり知名度も上がってきました。

これでTポイント、Ponta、楽天スーパーポイント、dポイントの4強の争いになっていた、共通ポイント市場にイオンが割って入ろうという形になりました。

(JRの東日本がJREポイントを投入したのもある意味共通ポイント化なのかもしれませんが。)

電子マネーWAONと言えば、電子マネーとしてはすでに5,000万枚以上という驚異的な発行枚数を誇っていますし、プレスリリースを見るとグループの会員組織は延べ1億人、かード57種類にものぼるようですので、サービス内容次第ではすごいスピードで浸透していきそうです。

地域社会の基盤となる共通ポイントサービス?

今回開始されるWAON POINTサービスはどうも、単なる共通ポイントという位置づけではないみたいです。

以下プレスリリースより

「WAON POINT」は、「お客さま」「家族」「地域社会」とつながる新たな共通ポイント サービスとして、毎日のお買い物でのご利用はもとより、ウォーキングなどの健康増進活動や植 樹祭・育樹祭などの環境保護活動にご参加いただくことでポイントを貯めたり、イオングループ 各店舗で毎月11日に実施している「イオン 幸せの黄色いレシートキャンペーン」対象団体への 寄付などの社会貢献活動でポイントをご利用いただけるサービスです。さらにご家族間でのポイ ント合算や、お友達へのポイントプレゼントなど、便利で楽しい仕組みも新たにご提供します。 また、行政やインフラ、交通、地域の商店街等との提携を推進し、社会性、公共性に優れ、地域 社会の基盤となるような共通ポイントサービスを目指します。

プレスリリースより引用

買い物だけでなく、社会貢献活動に参加するとポイントがもらえるようです。

  • ウォーキングなどの健康増進活動
  • 植 樹祭・育樹祭などの環境保護活動
  • 毎月11日に実施している「イオン 幸せの黄色いレシートキャンペーン」対象団体への 寄付などの社会貢献活動

イオンでは以前から、黄色いレシートキャンペーンなど地域のNPOなどに寄付する活動や、ショッピングセンターができるときに地域の人を対象に植樹祭を行ったりしていましたので、より地域の人と親密になれるような活動の一貫として、ポイントを活用しようという発想なのでしょう。

  • 行政やインフラ、交通、地域の商店街等との提携を推進し、社会性、公共性に優れ、地域 社会の基盤となるような共通ポイントサービス

現在もご当地WAONカードとかで売上の一部を地域に還元する取り組みも行ってますので、そのあたりも取り入れていこうということですかね。

イオングループ店舗より順次拡大

当初はイオン、マックスバリュ、イオンモールなどのイオンのお店よりサービスを開始し、2016年夏以降に、イオングループ以外の提携加盟店やネットショッピングに拡大していくということです。

夏以降というのが曖昧ですが、6月に開始して夏ならあっと言う間ですので、どの程度の

利用開始予定店舗(WAON POINT加盟店)

利用開始予定店舗はこんな感じです。

  • イオン
  • イオンスーパーセンター
  • マックスバリュ
  • ダイエー
  • グルメシティ
  • ザ・ビッグ
  • アコレ
  • ピーコックストア
  • KOHYO
  • 山陽マルナカ
  • マルナカ
  • ホームワイド
  • ワイドマート
  • まいばすけっと
  • イオンバイク
  • イオンリカー

当初はイオングループのお店だけみたいですね。

以下順次開始されるようです。

  • イオンモール、イオンタウンの専門店などの「WAON POINT加盟店」(2016年 6月より順次開始予定)
  • おうちでイオン イオンネットスーパー、イオンショップ(2016年夏頃開始予定)

イオングループ以外の提携先はこんな感じです。

  • インターネットホテル予約:Agoda.com(2016年夏頃提携開始予定)
  • ウォーキングアプリ連携:ネオス株式会社「RenoBody」 ウォーキングアプリ連動 株式会社エムティーアイ「CARADA」(2016年夏頃開始予定)

WAONが利用できる、ファミマやローソン、吉野家とかそういったお店を期待していましたが、今のところ予定はないようです。

ポイントが貯まるサービス

買い物以外でもイオンのイベントに参加するとポイントが貰えるみたいです。

どの程度の還元になるのかというのもありますが、ボランティアとかで植樹とかに家族で楽しく参加してポイントがもらえるのなら、レジャー代わりにも楽しめるかもしれませんね。

  •  イオンモールの「モールウォーク」参加(2016年6月より順次対象となる企画を拡大)
  • 「イオンふるさとの森づくり 植樹際・育樹祭」参加(2016年秋頃開始予定)

ポイントが交換できる提携先

JALのマイルには交換できるようになるようです。

  • 日本航空株式会社のマイレージプログラム(2016年度内に開始予定)

ポイントが利用できるサービス

  •  「イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン」対象団体への寄付(2016年夏頃開始予定)

共通ポイントとはいうものの・・・

共通ポイントとはいうものの、当初はイオングループの利用に限られるようですし、プレスリリースの段階では、正直まだまだよくわからないところが多いですね。

WAONが使える提携先でも提示でポイントが貯まるようになるのであれば、かなり魅力的なカードになることは間違いないので、そのあたりは期待したいところです。

他にも、買い物以外の植樹際やウォーキングなどでもポイントがもらえるような地域に密着したサービスになるということであれば、ポイントという枠を超えて、休日などに家族や友達と楽しみながら社会貢献もできる面白いサービスになるかもしれません。

その辺りにも注目していきたいですね。

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