通勤でJR東日本の電車を利用している方なら、多くの方がSuicaを定期券として利用しているのではないでしょうか?
Suicaはあらかじめチャージしておけば、定期券区間外でも精算機を利用せずに自動改札をそのまま利用できますし、駅の売店やコンビニで買物もできてとても便利ですよね。
そんなSuicaを更に便利にお得にしてくれるのが、このビュー・スイカカードです。
Suicaのチャージと利用のポイント2重取りで2~2.5%の高還元率でお買物が利用できる優れものです。
もくじ
- 1 ビュー・スイカカードの年会費は初年度無料、2年目以降は477円(税抜)
- 2 ポイントの貯まり方
- 3 JR東日本の定期券購入やチャージなどVIEWプラス対象商品はJRE POINT3倍の1.5%還元
- 4 えきねっとでポイント2重取り
- 5 年の利用額に応じたボーナスポイント「ビューサンクスボーナス」が貯まる
- 6 ポイントの有効期限
- 7 JRE POINTはお得なレートでルミネ商品券に交換できる
- 8 モバイルSuicaが利用可能(年会費当面無料)
- 9 ビュー・スイカカードは定期券機能が使える
- 10 WEB明細サービスを利用すると年間600円分のポイントが貯まる。
- 11 家族カード・ETCカード
- 12 ビューカード会員限定特典
- 13 ENEOSなどの特約店でポイント2倍
- 14 国内・海外旅行傷害保険付き
- 15 新規入会キャンペーン
- 16 ビュー・スイカカードのまとめ
ビュー・スイカカードの年会費は初年度無料、2年目以降は477円(税抜)
ビュー・スイカカードの年会費は初年度無料、2年目以降は年会費477円(税抜)が必ずかかります。
WEB明細に登録すると年間最大600円分の JRE POINTがもらえるので、それほど気にしなくてもよいと思います。
ただし家族会員も別途477円(税込)が必要ですので家族で利用する場合には、WEB明細のポイントではまかなえない計算になります。
国際ブランドはVISA、MASTER、JCBから選べます。
ポイントの貯まり方
ビュー・スイカカードでは月の利用額1,000円につき5ポイント(5円相当)のJRE POINTが貯まります。
1ポイント=2.5円ですので還元率は0.5%とJR以外の利用は低水準です。
JR東日本の定期券購入やチャージなどVIEWプラス対象商品はJRE POINT3倍の1.5%還元
ビュー・スイカカードで定期券の購入、Suicaへのチャージ、オートチャージなどVIEWプラス対象商品ならJRE POINTが3倍の1.5%還元になります。
対象はこんな感じです。
- 乗車券、定期券、回数券、特急券
(JR東日本のみどりの窓口やびゅうプラザ、券売機での購入が対象) - JR東日本国内ツアー(一部対象外あり)
- Suica定期券、Suicaカード
- ビューカードでのSuica入金(チャージ)
- オートチャージ
- モバイルSuica、またはSuicaアプリケーション
みどりの窓口での購入はJR東日本のみ対象です。駅によってはJR東海のみどりの窓口もあったりしますので、この点は注意が必要です。
ちなみにJRE POINTはルミネ商品券への交換なら13%以上もお得なレートにできますので、還元率を1.70%程度にアップさせることも可能です。
ビュー・スイカカードはオートチャージ機能が使える
オートチャージとは、チャージ発生の残高額と1回にチャージされる金額を設定しておくと、Suicaの残高が設定した残高を下回ると、自動的にクレジットチャージが行われる仕組みのことです。
駅の券売機などで都度チャージする必要がなく、残高が足りない状態で改札を通ったときにもオートチャージが行われるので、改札が通れず、精算機でチャージするといった面倒なことがなくなるので、これはとても便利な機能です。
しかもオートチャージの場合は、通常の3倍(還元率1.5%)のJRE POINTが貯まるといういいことずくめです。
ただし、オートチャージが使えるのは、Suica・PASMOエリア(首都圏)、仙台エリア、新潟エリアに限定されますので、出張などで東日本のエリア外に行く際には注意が必要です。
オートチャージしたSuicaの買物や食事でコンビニや飲食店も1.5%還元
Suicaが使えるお店や飲食店で利用すれば、オートチャージ分1.5%がお得になります。
JRE POINTが貯まるお店なら提示で貯まるJRE POINT分もお得に上乗せできます。
JRE POINTについてはこちらの記事で紹介していますのでご確認ください。
えきねっとでポイント2重取り
えきねっとに登録して、旅行やショッピングなどを利用すると、クレジットカード利用とは別に「えきねっとポイント」を貯めることができます。
貯まったポイントはJRE POINTに交換できますので、還元率アップにつながりますね。
年の利用額に応じたボーナスポイント「ビューサンクスボーナス」が貯まる
ビュー・スイカカードでは4月~翌年3月までの1年間の利用金額に応じてボーナスポイントが貯まります。
年間利用額 | ボーナスポイント |
30万円 | 250ポイント(最大0.08%還元率アップ) |
70万円 | 1,000ポイント(累計1,250ポイント・最大0.18%還元率アップ) |
100万円 | 1,500ポイント(累計2,750ポイント・最大0.27%還元率アップ) |
150万円 | 2,500ポイント(累計5,250ポイント・最大0.35%%還元率アップ) |
VIEWプラス対象商品および一部の商品等については対象外なのはちょっと残念ですが。。
JRの利用以外でと考えると還元率0.5%でこの金額利用するのなら、他の高還元率カードを利用したほうがはるかにお得になりますので、あまり気にしないほうがよいでしょう。
ポイントの有効期限
JRE POINTの有効期限は最後に獲得・利用した日から2年後の月末までです。
ルミネ商品券4,000円分と交換するには3,600ポイントが必要です。
これをJRのVEWプラスの1.5%還元だけで貯めるとなると240,000円、通常の還元率0.5%だけで貯めるとなると720,000円の利用が必要です。
- 3,600ポイント ÷ 1.5% = 240,000円
- 3,600ポイント ÷ 0.5% = 720,000円
定期券やSuicaなどVIEWプラス対象商品やえきねっとモールなどを利用して効率的にポイントを貯めていく必要がありそうですね。
JRE POINTはお得なレートでルミネ商品券に交換できる
Suica(電子マネー)へのチャージ(サンクスチャージ)へ等価交換できますが、ビューサンクスクーポン(びゅう国内旅行商品割引券5,000円相当)あたりだと結構お得なレートで交換できます。
貯まったポイントで電車で旅行に行くのがよいかもしないですね。
※ルミネ商品券、びゅう商品券の発送は2015/10/1より簡易書留に変更になったため、1申込につき160ポイント(240円相当)が必要になりましたので、その分だけお得さが減ってしまいました。ちょっと残念ですね。
交換先 | 必要 JRE POINT数 | 交換先 ポイント数 |
交換レート |
Suica(電子マネー) | 1,000P | 1,000円分 | 等価交換 |
モバイルSuica(電子マネー) | 1,000円P | 1,000円分 | 等価交換 |
ルミネ商品券4,000円分 | 3,600P | 4,000円分 | 111% |
ルミネ商品券10,000円分 | 8,400P | 10,000円分 | 119% |
びゅう商品券5,000円分 | 5,400P | 5,000円分 | 93% |
ジェクサー(スポーツジム)1日ご利用券(3,000円相当) | 2,000P | 3,000円分 | 150% |
メトロポリタンホテルズ共通利用券(2,000円相当) | 1,500P | 2,000円分 | 133% |
東京ステーションホテル利用券(5,000円相当) | 4,625P | 5,000円分 | 108% |
全国お取り寄せスイーツカード(3,500円相当) | 3,350P | 3,500円分 | 104% |
東北応援うめぇどカード(5,000円相当) | 4,750P | 5,000円分 | 105% |
お取り寄せグルメカード(5,250円相当) | 5,000P | 5,250円分 | 105% |
他にもカタログギフトやペンギングッズなどへの交換も可能です。
還元率としてはジェクサーの利用が一番高いようですのでジムで汗を流したい方にはおすすめです。
Suica(カード)へのチャージは駅のATMで、その他はネットや電話から申込
Suica(カード)へのチャージは駅のATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)で行えます。
「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)はJRの東日本の主要な駅の他、ビックカメラ札幌店、ビックカメラ赤坂見附駅店、ビックカメラ名古屋駅西店、ビックカメラ天神 2号館に設置されています。
駅のATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)設置場所
モバイルSuicaへのチャージなら、インターネットサービスVIEW’s NETから利用できます。
その他の商品券等の交換は、交換先によって異なりますのでホームページでご確認ください。
モバイルSuicaが利用可能(年会費当面無料)
おサイフケータイがついているスマートフォンであれば、モバイルSuicaも利用できます。
年会費は当面無料となっていますが、もう何年もずっとこういう言い方をしているので、しばらくは無料で利用できると思います。
ビュー・スイカカードは定期券機能が使える
ビュー・スイカカードは定期券の機能が付いていますので定期券として利用することができます。
定期券はポイント3倍対象ですのでビュー・スイカカードでの購入がお得です。
定期券一体型ビューカードでオートチャージを設定している場合、定期券で乗車してそのまま区間外で精算できるなど便利ですが、定期券の有効期限が切れたことに気づかずにいると、通勤・通学の度に運賃がSuica支払いに変わっていて思わぬ損をするなんて可能性があったりもしますので、ちょっと気にしておくとよいと思います。
WEB明細サービスを利用すると年間600円分のポイントが貯まる。
WEB明細サービスを利用するとJRE POINTが毎月50ポイントもらえます。支払い金額に関係なく、年間600円もお得なのは嬉しいですね。
家族カード・ETCカード
ビュー・スイカカードは家族カードが9枚まで発行できますが、年会費が1枚につき477円(税抜)がかかります。
ETCカードも年会費477円(税抜)がかかります。
有料道路の利用料金でもJRE POITNが貯まりますが、ETCカードの年会費は利用の有無を問わず必ずかかりますので、あまりおすすめはできません。
鉄道会社が発行するクレジットカードですので仕方ないところだと思います。
ビューカード会員限定特典
ホテルや飲食店等で様々な優待が用意されています。優待ステッカーのある店舗を見つけたらチャンスです。
代表的なところではこんな感じです。
- JR東日本ホテルズ:ビューカード・ホテルズボーナス宿泊・直営レストラン・バーの年間利用額10万円ごとに5,000円分のホテル利用券プレゼント
宿泊基本料金が最大20%OFF
直営レストラン・バー 基本料金最大10%OFF
チェックアウトを12時まで無料で延長可能 - JRホテルグループ:宿泊基本料金10%OFF
- 東急ホテルズ:宿泊基本料金10%OFF
- 駅レンタカー:提示で基本料金の10%OFF
- GALA湯沢スキー場:場内リフト券(1日・2日券)が10%OFF、場内ショッピング10%OFF
- JEXER(スポーツクラブ):提示で入会金 + ご利用開始月・翌月会費、事前のWEB入会予約で事務手数料が無料
- タイムズ スパ・レスタ(温浴施設):提示で優待料金
- 横浜天然温泉 SPA EAS(温浴施設):提示で優待料金
- 東京お台場 大江戸温泉物語(温浴施設):提示で優待料金
- サカイ引越センター:引越基本料金(車輌費+人件費)25%OFF、ダンボール最大50枚サービス
- アート引越センター:引越基本料金(車輌費+人件費)20%OFF、資材ダンボール最大50枚サービス
- ジェイアール東日本物流:引越基本料金(車両費+人件費)20%OFF
- カラオケ ビッグエコー:「ルーム料金30%OFF」もしくは「飲み放題プラン10%OFF」
- 「楽蔵」などのダイニング店舗:飲食代10%OFF(ランチは50円引き)
- 健康中華 青蓮:17時以降、1組4,000円以上利用で飲食代金1,000円OFF
- 谷川連峰の天然水:谷川連峰の天然水「FROM AQUA」が通信販売で購入可能
- インターネットプロバイダー「サイバーステーション」:ご入会から1年間利用料金が10%OFF
ENEOSなどの特約店でポイント2倍
ENEOSでの給油なら1,000円につき4ポイントが貯まりますので還元率2倍の1.0%になります。
ENEOSで使うなら、1L2円引きにできるENEOSカードの方がよいかとは思いますが。
国内・海外旅行傷害保険付き
ビュー・スイカカードできっぷや旅行代金を支払いした場合、改札を入ってから出るまでが補償される国内旅行傷害保険が付帯されています。
海外旅行傷害保険については自動付帯となっていますので、余計な手続きがいらず便利です。
保険の種類 | 担保内容 | 保険金額 |
---|---|---|
国内旅行傷害保険 | 死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 |
入院 | 3,000円/日 | |
通院 | 2,000円/日 | |
海外旅行傷害保険 | 死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 50万円限度 | |
疾病治療費用 | 50万円限度 |
Suica残額も補償される紛失補償も付いていますので、もしもの時も安心です。
新規入会キャンペーン
インターネットからの入会に限りJRE POINTがもらえるキャンペーンが実施中です。
詳しくはビューカードの公式サイトにてご確認ください。
ビュー・スイカカードのまとめ
ビュー・スイカカードはビューカードの中でも一番ノーマルなタイプですが、ビックカメラSuicaカードやルミネカードのような特長がない分だけ魅力が薄い感じがします。
ビックカメラSuicaカードとルミネカードにはないボーナスポイントという特典はビュー・スイカカードの最大の特長になるか?!と期待していましたが、肝心なJRのVEWプラス商品が対象外になっているのはかなり残念な感じです。
年1回以上の利用で年会費無料、JR以外の利用ならビックポイントも貯まって1%還元、さらにビックカメラの買物なら11.5%還元にもできるビックカメラSuicaカード、2年目以降年会費1,000円程度の年会費が必要なもののルミネが毎日5%OFF、年数回10%OFF、年2回のセール価格も書籍もCDも対象というルミネカードに比べると、ちょっと影が薄い感じがしてしまいます。
ビックカメラSuicaカードに優る点といえば、定期券として利用できることくらいでしょうか?
ビックカメラもルミネも利用する機会がなく、定期券と兼用でSuicaを使いたいという方向けのカードと言えそうです。
関連記事: