東京メトロを利用して通勤・通学している方が便利に使えそうなのが、このTo Me CARD Prime(PASMO一体型)です。
オートチャージが設定された定期券付きPASMOにできるので、定期区間も定期区間外もPASMOの残高を気にすることなく電車の乗り降りができますし、駅の自販機や売店などでも電子マネーとして利用することもできます。
To Me CARD Prime(PASMO一体型)はもちろんクレジットカードも付帯していますので、クレジットカードでのお買い物や飲食などにも利用すれば、外出先ではこれ1枚でほとんどの用事が済ませられそうです。
もくじ
年会費・国際ブランド
To Me CARD Prime(PASMO一体型)の年会費は初年度無料、2年目以降2,000円(税抜)がかかりますが、年間50万円(月平均41,667円)以上の利用で無料にできます。
家族カードの年会費はJCBは400円(税抜)、NICOSは1,000円(税抜)です。
こちらも年間50万円以上の利用で次年度も無料です。
国際ブランドはJCBとVISA、MASTERが選べます。
JCBの発行元は株式会社ジェーシービー、VISA、MASTERの発行元は三菱UFJニコスになります。
To Me CARD Prime(PASMO一体型)ならPASMOのデポジットが不要
To Me CARD Prime(PASMO一体型)なら、PASMOが付帯していますので、改めてPASMOを作る必要がありません。
単体のPASMOの場合には発行時にデポジットが500円がかかります。不要になって返却すれば戻ってくるお金ではありますが、払わずに済むのであればそれに越したことはありません。
すでにPASMOをお持ちで定期券とは分けたい方以外は、To Me CARD Prime(PASMO一体型)を作るのが良いと思います。
To Me CARD Prime(PASMO一体型)は定期券が搭載可能
To Me CARD Prime(PASMO一体型)は定期券を搭載することがきます。
搭載できる定期券は、東京メトロ、東急電鉄、東武鉄道、京急電鉄、相模鉄道で発売している定期券です。東京メトロで発売している定期券のうち、西武鉄道・東武鉄道との特殊連絡定期券(2区間定期券)は搭載できません。
小田急線の定期券は搭載できないようですので小田急線沿線にお住まいの方はOPクレジットカードを利用するのがおすすめですね。
To Me CARD Prime(PASMO一体型)のポイントの貯まり方
To Me CARD Primeでは、カード発行会社のポイントと東京メトロのメトロポイントが貯まります。
メトロポイント | Oki Dokiポイント or わいわいプレゼント |
|
ショッピング・公共料金等の クレジットカード支払い |
– | 1,000円=1P(0.5%) |
オートチャージサービス | – | 1,000円=1P(0.5%) |
定期券購入 | 1,000円=5P(0.5%) | 1,000円=1P(0.5%) |
メトロポイントPlus 乗車ポイント(PASMO精算) |
平日:1乗車につき10P 土休日:1乗車につき20P |
オートチャージ発生時に 1,000円=1P(0.5%) |
メトロポイントPlus 自販機・コインロッカー等 PASMO支払い |
100円(税込)=1P(1%) | オートチャージ発生時に 1,000円=1P(0.5%) |
メトロポイントPlus 売店(METRO’S)等PASMO支払い |
200円(税込)=1P(0.5%) | オートチャージ発生時に 1,000円=1P(0.5%) |
ご利用ボーナスポイント | 年間30万円=100P 年間50万円=300P 年間100万円=1,000P |
ショッピングや公共料金等のクレジットカード支払い
To Me CARD Prime(PASMO一体型)のクレジット払いでは、JCBはOki Dokiポイント、NICOS(VISA、MASTER)はわいわいプレゼントが貯まります。
いずれも月の利用金額1,000円ごとに1ポイント(1ポイント=5円相当)ですので、還元率は0.5%です。
それぞれのポイントは1ポイント=5メトロポイントに移行できます。
オートチャージサービスで0.5%還元
To Me CARD PrimeからPASMOへのオートチャージを予め設定しておくと、オートチャージ1,000円につきカード会社のポイント1ポイント(5円相当)が貯まります。
PASMOオートチャージが使えるのはPASMO・Suicaエリアのみですので、遠出する際は注意が必要です。
JCBカードの場合PASMOオートチャージ機能のみの解約はできないようになっており、PASMOオートチャージを解約するとTo Me CARD Prime PASMOも解約になってしまいますので、あらかじめ理解しておきましょう。
定期券購入でポイント2重取りで1%還元
東京メトロの定期券うりばや多機能券売機にてクレジット支払いで定期券を購入するとカード会社のポイントとメトロポイントが同時に貯まり還元率は2倍の1%になります。
- カード会社ポイント1000円につき1ポイント
- メトロポイント1000円につき5ポイント
搭載できる定期券は、東京メトロ、東急電鉄、東武鉄道、京急電鉄、相模鉄道で発売している定期券です。
東京メトロで発売している定期券のうち、西武鉄道・東武鉄道との特殊連絡定期券(2区間定期券)は搭載できないので注意が必要です。
メトロポイントPlusで乗車ポイント、電子マネーポイントが貯まる。
メトロポイントPlusに事前に登録しておけば、メトロの乗車や電子マネーの利用でポイントが貯められるようになります。
定期券区間外の乗車があると1乗車あたり下記のメトロポイントが貯まります。オートチャージしたPASMOで精算すれば、運賃もカード会社のポイント対象になります。
- 平日:10ポイント
- 土休日:20ポイント(土・日・祝日・休日・年末年始(12/30、12/31、1/2、1/3))
上記のロゴが掲載されている自販機や売店でPASMOの電子マネーを利用すると、メトロポイントが貯まります。
- 自販機100円につき1ポイント:自動販売機、コインロッカー等
- 店舗200円につき1ポイント:売店(METRO’S)、Echika、Echika fit、Metro pia、Esola等
オートチャージと利用の2重取りで還元率は自販機1.5%、店舗は1%還元になりますね。
年間利用額に応じてご利用ボーナスポイントがもらえる
年間のショッピング利用金額に応じてボーナスポイント(メトロポイント)が貯まります。
年間利用額 | ポイント数 | 還元率 |
30万円 | 100ポイント | 0.03% |
50万円 | 300ポイント | 0.06% |
100万円 | 1,000ポイント | 0.10% |
それほどたくさんポイントがもらえるわけではないので、おまけ程度に考えておけばよいと思います。
To Me CARD提携先の利用クレジットポイントと別にメトロポイントが貯まる。
提携先でTo Me CARD Primeの利用や提示でクレジットポイントと別にメトロポイントがもらえたり、優待が受けられたりします。
主な優待先はこんな感じです。
- 日本通運
- 三越
- ビックカメラ
- 毎日新聞
- 日経BP
- プレジデント社
- 京都嵐山 良彌
- メトログリーン東陽町
- メトロ・エム 後楽園
- エチカ 池袋
- エソラ池袋
- ダイヤモンド社
- カレッタ汐留
- 六本木ヒルズ
- 東京国立博物館
- 地下鉄博物館
- エチカ 表参道
- メトロ食堂街
- 渋谷メトロプラザ
- タイムズ スパ・レスタ
- ルミネtheよしもと
- ホテル椿山荘東京
- ヒルトン東京
- ロイヤルパークホテル
- 国立科学博物館
- タイムズカーレンタル
- タイムズカープラス
- オリックスカーシェア
- オリックスレンタカー
エチカやエソラに入っているショップなら5%~10%OFFでになったりするショップや飲食店もたくさんあるので、見逃せないところだと思います。
優待内容はこちらで確認できます。
ネットショッピングはメトロポイントモールでポイントアップ
メトロポイントモールはTo Me CARDが使えるポイントアップモールです。
楽天市場、YAHOO!ショッピング、ポンパレモール、ベルメゾンなど主要なショップは参加していますので、ポイント還元率をアップさせることができます。
またショッピングだけでなく、申込や登録、ポイントチャレンジやポイントクイズなどで貯めることもできますので、こまめに覗いてみると面白いかもしれません。
メトロポイントの有効期限
メトロポイントの有効期限は最長2年間です。
毎年4月1日から翌年3月末日までの間に付与されたメトロポイントは翌々年の3月末日まで利用できます。
10ポイント単位でPASMOにチャージできますので、忘れない限り失効することはなさそうです。
貯まったメトロポイントの使い道
貯まったメトロポイントはPASMOへのチャージや他のポイントへの交換に利用できます。
メトロ残高はTo Me CARD会員専用サイト、多機能販売機、ポイントチャージ機、東京メトロお客様センターで確認できます。
クレジットカード会社のポイントはメトロポイントに交換してから利用する。
JCBで貯まるOki DokiポイントやVISA、MASTERで貯まるわいわいプレゼントは、メトロポイントに交換してから、利用するようにしましょう。
PASMOへのチャージ
貯まったメトロポイントは多機能販売機、またはポイントチャージ機で10ポイント=10円相当でチャージできます。
ANAのマイル、楽天スーパーポイント、nanacoポイントに交換できる。
貯まったポイントは下記のポイントと交換できます。
交換先 | 必要メトロポイント数 | 交換後ポイント数 | 交換レート |
ANAのマイル | 1,000ポイント | 600マイル | – |
楽天スーパーポイント | 500ポイント | 500ポイント | 等価交換 |
nanacoポイント | 500ポイント | 500ポイント | 等価交換 |
※ANAのマイルへの交換は、ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)だと100ポイント→90マイルとお得な交換レートが適用されます。
ANAのマイルを貯めたい方は、ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)を使うことをおすすめします。
メトロポイントに交換できる共通ポイントがある
下記の共通ポイントはメトロポイントに交換することができます。
交換元 | 必要交換元ポイント数 | 交換後 メトロポイント数 |
交換レート |
ネットマイル | 200mile | 100メトロポイント | 等価交換 |
PeXポイント | 1,000ポイント | 100メトロポイント | 等価交換 |
Gポイント | 100G | 100メトロポイント | 等価交換 |
レッツエンジョイ東京 | 500おでかけポイント | 500メトロポイント | 等価交換 |
JTBバリューギフト「Cocozo(ココゾ)」も利用可能です。
JCBなら後払い式電子マネーQUIC Payと東海道新幹線の予約が便利なプラスEXが使える
JCBブランドを選ぶとQuicPay(クイックペイ)が使えます。
QUIC Payは後払い式電子マネー、コンビニ等のお店でかざすだけでクレジットカード払いにできる便利なカードで、事前のチャージがなしに利用できますので、とっても便利です。
独自のキャンペーンなども行っているのでお得になる場合もあったりして、一度使いはじめると結構便利なカードです。
また、東海道新幹線をスムーズ&スピーディに一年中会員価格で利用できる、
年会費が500円(税抜)かかりますが、お仕事などで東海道新幹線の利用が多い方は便利に利用できます。
海外旅行障害保険保険など
カード発行元により異なりますが、NICOSの方が保険の面では有利なようです。
年間利用額 | JCB | NICOS(VISA、MASTER) |
海外旅行傷害保険 | – | 条件つきで付帯あり |
携帯品損害 | – | 条件つきで付帯あり |
国内旅行傷害保険 | – | 条件つきで付帯あり |
ショッピング補償 | 海外:最高100万 | |
カード盗難保険 | – | 条件つきで付帯あり |
新規入会キャンペーン
To Me CARD Primeの新規入会と利用で最大800メトロポイントが貯まります。
詳しくは公式サイトにてご確認ください。
まとめ
東京メトロで通勤している方には、オートチャージが設定されたPASMO付き定期券として利用すれば、電車の利用も駅の売店や自販機もお得に使えてとても便利なカードとして重宝すると思います。
ポイント還元率もオートチャージしたPASMOを上手く利用すれば1~1.5%還元にできますし、提携先を上手く利用したり、ネットショッピングもメトロポイントモールを利用すれば1%以上の還元率を維持して利用することができると思います。
ただし、通常のクレジットカード利用だと、クレジットカード発行元のポイント還元率0.5%しか貯まりませんのでメインカードとして使うにはちょっと物足りないかもしれないですね。
そう考えると、年に50万円未満の利用金額だと年会費2,000円(税抜)かかるというのが、結構ハードルが高いかもしれません。
エチカやエソラで5%~10%の優待を上手く利用しつつショッピングに利用したり、土日のお休みなどには地下鉄で東京散策をしつつ提携先のグルメを楽しんでみたりなどすると、定期代と合わせれば楽しみながら年会費無料で使えるかもしれません。
提携先がさらに増えることにも期待したいですね。
関連記事: