車を利用する方ならガソリン代は出来る限り節約したいところですよね。
アイドリングスットップやふんわりアクセルとかエコな運転で燃費を少しでもよくする努力をするのも大切ですが、ガソリンスタンドガソリン代を安くするガソリンカード(クレジットカード)やポイントカードを上手く活用することで3%以上もお得にできてしまったりするケースもありますので、今回はそういった方法を紹介したいと思います。
これなら運転技術も関係なく、ガソリンカード(クレジットカードやポイントカード)さえ入手すれば明日からでもすぐにお得にできますので是非活用してみてください。
もくじ
ガソリン代を安くするには会員価格が適用されるかが大事なポイント
大抵のガソリンスタンドでは会員価格として一般価格に比べ1~4円程度安い設定になっていますね。
ガソリン代を安くするには会員価格が適用されるかどうかがポイントですが、一番確実なのは石油会社が発行(もしくは提携)するクレジットカードで支払うことです。
そうすれば会員価格が適用されるのに加え、クレジットカードの特典で請求時に値引きが受けられたりポイントがお得に貯まったりするので、結果的には一番お得になることが多いです。
ただしカードの中には年会費が有料のものもありますので、月にかかるガソリン代によっては、会員価格を諦めて、石油会社が提携しているカードを使う場合がよい場合もあります。
ガソリン代をお得にするガソリンカード(クレジットカード・ポイントカードなど)の選び方
ガソリン代を安くするクレジットカードの選び方として大きく分けて3つあります。
- 石油会社が発行(提携)するクレジットカードを使う
- 石油会社が特約店になっているクレジットカードを使う
- 高還元率クレジットカードを使う(ポイントカードと併用できればなよし)
それぞれメリット・デメリットをまとめるとこんな感じです。
メリット | デメリット | |
石油会社が発行するクレジットカード | 一番安い会員価格で給油可能 請求時値引きやポイント還元も受けられる。 還元率:会員値引2円程度+1~3%程度 |
年会費が有料だったり条件付き無料だったりしてコストがかかる場合がある。 メインカードにはあまり向いていない場合が多い。 |
石油会社が特約店になっているクレジットカード | 保有しているカードがあれば新たにカードを作る必要がない。 還元率:2~3%程度 |
会員価格が適用されない場合が多い。 |
高還元率クレジットカード(ポイントカードと2重取りができればなおよし) | 石油会社を選ばないので、外出先などでもお得。 還元率:1~2%程度 ポイントカードで会員価格が適用されるケースもある。 |
会員価格が適用されない場合が多い。(ポイントカードで適用されるケースがあればラッキー) |
では具体的に石油会社ごとにどんなカードがあるのか見ていきましょう。
今回はエネオス編です。
エネオス(ENEOS)編
エネオスはエッソ・モービル・セネラルとの経営統合により、全てエネオスブランドに統一されました。私が使っていたエッソ・モービル・ゼネラルのExpressも全てエネオスに変わりました。
今後エネオスを使う方はこれまで以上に増えていくことと思います。
エネオス(ENEOS)のガソリン代がお得になるクレジットカードは結構たくさんあります。
エネオスカードはもちろんですが、JALカード、ANAカードならマイルがお得に貯まりますし、楽天カードやdカードはポイント還元率最大1.5%です。
カード | 特典 | 還元率 |
エネオスカード S 年会費実質無料 |
会員価格(1~4円引き/L)+2円引き/L 1L=130円の場合 |
2.3% ~5.4% |
エネオスカード P 年会費1,250円(税抜) |
会員価格(1L 1~4円引き)+1,000円=30P 1L=130円の場合 |
3.8% ~6.1% |
エネオスカード C 年会費1,250円(税抜) |
会員価格(1L 1~4円引き)+1~7円引き 1L=130円の場合、値引きは150Lまでの上限あり |
1.5% ~ |
エネオスカード NICOS | 会員価格(1L 1~4円引き)+1~7円引き 1L=130円の場合、値引きは150Lまでの上限あり |
1.5% ~ |
シナジーカード エネオスCBカード |
会員価格(1L 1~4円引き)+最大7円引き/L 1L=130円の場合 ※2019年6月で新規発行受付終了 |
~4.2% |
dカード | 100円=1ポイント(dカード通常ポイント) +200円=1ポイント(dカード特約店ポイント) |
~1.5% |
Tポイントカード | 200円=1ポイント (クレジットカード併用可能な店もあり) |
0.5% ~2.5% |
レクサスカード | ポイント1.5倍:1,000円=15ポイント +ガソリン3%OFF(ハイオク・レギュラー) |
4.5% |
JALカード | ショッピングマイルプレミアム登録:100円=2マイル 〃未登録:200円=2マイル |
3.0% 1.5% |
ANAカード | 100円=1マイル +クレジットカードポイント1,000円=1ポイント |
2.25% ~3.0% |
楽天カード | 100円=1ポイント(通常ポイント) +200円=1ポイント(特別特典ポイント) |
1.5% |
ビューカード | ポイント2倍:1,000円につき4ポイント(10円相当) | 1.0% |
TS CUBICカード | ポイント1.5倍:1,000円=15ポイント | 1.5% |
エネオス(ENEOS)カード
会員価格が適用されるメリットが大きく、一番お得になりそうなのはやはりエネオス(ENEOS)カードです。
エネオスカードには、3種類(NICOSを入れると4種類)があり、値引きやポイント還元方法に違いがあります。
1Lあたり最大7円引きのエネオスカード C(キャッシュバックタイプ)、エネオスカード NICOSは、インパクトはありますが値引き適用が月150Lまでの上限があり、実際はそれほどお得にはなりませんので、月のガソリン代に応じて、エネオスカード Sかエネオスカード Pを選ぶのがおすすめです。
エネオスカード(JCB)なら無料で利用できるロードサービスも充実していますので、持っておいて損はないクレジットカードだと思います。
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
シナジーカード・エネオスCBカード
シナジーカードはesso(エッソ)・Mobil(モービル)・ゼネラルが個人向けに発行しているオフィシャルのクレジットカードです。
2018年10月より、エネオスでシナジーカードを使った場合もシナジーカードの特典が適用されるようになり、同時にVISA・MASTER(発行元:NICOS)は名称とデザインもエネオスカード CBに変更になりました。
※シナジーカード・エネオスCBの新規申込み受付は2019年6月30日で終了しました。
前月のカードの利用金額(ガソリン以外のショッピングも含む)に応じて、ガソリン代が一般カードで最大1Lあたり7円、ゴールドカードの場合最大1Lあたり10円キャッシュバックになります。
ENEOSセルフの決済ツール「EneKey」が超便利でお得
エネオスのセルフステーションで便利でお得に使えるのが「EneKey(エネキー)」です。
だたのキーホルダーのように見えますが、この中にクレジットカード情報とTポイントカード情報を登録することができ、ENEOSでの給油の際に、かざさすだけで「カード払いとTポイント提示」が完了し、サービスステーションにもよるのかもしれませんが、会員価格が適用されます。
実際に使って見たときにて適用された価格がこちらです。
レギュラーガソリン1Lの価格は 「現金/クレジットカード/他、電子マネー 価格」と「Enekey 価格」、「EOENS T Card/ENEOS nanaco電子マネー価格」で3円の差があります。
Enekeyをかざしてみたところ、たしかにEnekey価格が適用されました。
Enekeyにはクレジットカードに加え、Tポイントカードも登録できますので、Tポイント残高も画面に表示されています。
満タン給油なら「満タン」をタッチするだけで給油が開始できます。
Eneleyでタッチすれば、現金での支払もお釣りを受け取る必要もないので、給油後はレシートを受り次第、エンジンを掛けてスタートできるのは超便利です。
エネオスの特別提携カード
エネオスカード以外にも、エネオスでは特別提携カードとして、以下のクレジットカード支払いだとクレジットカードの基本のポイントに加え、ポイントやマイルが1.5~2倍お得に貯まります。
- 楽天カード
- dカード
- TS CUBICカード
- JALカード
- ANAカード
- ビューカード
- Tカード
- レクサスカード
- セブンカード・プラス / セブンカード
dカードと楽天カードは2019年7月より100円=1ポイントから200円=1ポイントへ還元率が下がっていますので、個人的には100円=1マイルが貯まるJALカード、ANAカードがおすすめです。
EneKeyにも登録可能ですが、Tポイントとの併用はできません。
JALカード
JALカード入会キャンペーン(公式サイト)
エネオス(ENEOS)はJALカード特約店ですので、JALカードの利用でお得にマイルが貯まります。
- ショッピングマイルプレミアムに登録の方:100円=2マイル
- ショッピングマイルプレミアムに未登録の方:200円=2マイル
ショッピングマイルプレミアムに登録している方なら、1マイル=1.5円とした場合100円=3円ですので還元率3%とかなりお得です。
ただし給油以外の商品の購入やサービスの利用は特約店マイルの積算対象ではありませんので、洗車やオイル交換等では通常のクレジットカード利用分のマイルのみが貯まります。
JALカードならPASMOのチャージでマイルが貯まる「JALカード OPクレジット」がおすすめです。
ANAカード

エネオス(ENEOS)はANAカードマイルプラスの加盟店ですので、クレジットカード会社のポイントとは別に100円(税込)=1マイルが貯まります。
10マイル移行コースを利用されていれば1,000円=20マイル(1.5円換算で還元率3.0%)、5マイル移行コースでも1,000円=15マイル(1.5円換算で還元率2.25%)になります。
dカード
エネオスはdカード特約店となっているので、エネオス(ENEOS)の利用でクレジット払い通常ポイントとdカード特約店ポイントがダブルで貯まります。
通常ポイントは100円=1ポイント、dカード特約店ポイントは200円=1ポイントですので、200円=3ポイント、還元率1.5%です。
楽天カード
楽天カード新規入会キャンペーン(公式サイト)
エネオス(ENEOS)は楽天ポイント加盟店でもありますので、楽天カードの支払いでポイント2倍になります。給油だけでなく、洗車やオイル交換等のカーケア商品も対象ですので結構お得です。
- クレジット払い100円(税込)につき1ポイント+200円(税込)につき1ポイント(還元率1.5%)
ビューカード
JRがお得になるビューカードもエネオス(ENEOS)でポイント2倍になりますが、ビューカードの場合、元々の還元率が1,000円=2ポイント(1ポイント2.5円換算)のため、2倍でも還元率1.0%です。
エネオス(ENEOS)がお得になるその他のクレジットカード
他にも、レクサスカード(レクサス)、TS CUBICカード(トヨタ)など各自動車メーカーが発行するカードでもポイントがお得に貯まります。
これらのカードは新車の購入代金に利用すると、ポイントの価値が1.5倍になったりするものもあったりしますので、各メーカーの車を乗り継いでいくオーナーの方にはよいかもしれないです。
※東急カード、DIAカード(三菱自動車)、マツダm’zPLUSカード(マツダ)、みずほマイレージクラブカードについては、2019年6月末で利用特典終了となりました。
Tポイントカード+クレジットカード
エネオス(ENEOS)ではTポイントが貯まりますので、Tカードがあれば200円=1ポイントが貯まります。
エネオス(ENEOS) Tカードなら入会費も年会費も無料で会員価格が適用されるケースが多いので、他にTポイントカードを持っている方もエネオス(ENEOS)給油用に作ることをおすすめします。
Tカードを提示してクレジットカード払いにできる店も約8,900店舗程あり、クレジットカードとポイントの2重取りで0.5%+クレジットカードの還元率にできますので、例えばポイントを還元率1%で貯めることができるヤフーカードと併用すれば、会員価格+Tポイント還元率1.5%にできます。
エネオス(ENEOS)ではエネオスカードやシナジーカードをはじめ、エネオスで割引になる特典がついている提携カードについてはTポイントカードとの併用はできませんのでTカードを使う際には事前に確認しておくことをお勧めします。
楽天Edy+楽天カード
楽天Edyもポイント2重取りができますので、楽天Edyのチャージでポイントが貯まるクレジットカードを利用するのがおすすめです。
おすすめは楽天カード、ANAマイラーの方ならANAカード(ゴールド以上)がよいと思います。
楽天カード新規入会キャンペーン(公式サイト)
nanaco+nanacoクレジットチャージでポイントが貯まるクレジットカード
nanacoでの支払いなら、給油や洗車などで200円(税抜)=1ポイントのnandcoポイントが貯まります。
ただしnanaco支払いの場合にはエネオスの会員価格は適用されません。
nanacoへのクレジットチャージでポイントが貯まるクレジットカードを使えば、ポイント2重取りができます。
主なカードはこちらです。
- リクルートカード(月間3万円まで):1.2%
- ヤフーカード:0.5%
- セブンカード・プラス:0.5%
1.2%還元のリクルートカードなら1.7%、セブンカード・プラスやヤフーカードなら1.0%ですので、おすすめはリクルートカードです。
nanacoへのクレジットチャージでポイントが貯まるのは月3万円までという上限はありますが、年会費無料で、基本のポイント還元率が1.2%還元ですので、エッソ以外の利用でも活躍してくれると思います。
その他電子マネー
iDが付いているクレジットカードやおサイフケータイならiDに紐付けたポイントがたまります。
ANA一般カードならANAのマイルが、オリコカード・ザ・ポイントならオリコポイントが1%貯まります。
QUICPay、Apple Payにも対応しています。
その他交通系の電子マネーにも対応していますが、こちらはポイントは貯まらないようです。
Kitaca・Suica・PASMO・toICa・manaca・ICOCA・SUGOCA・nimoca・はやかけん
最後に
今回はエネオス(ENEOS)について取り上げました。
エネオスカードでしたら、ガソリン代が月に1万円未満ならエネオスカード Sスタンダードタイプを、ガソリン代が月に1万円以上、洗車やオイル交換もENEOSでという方ならエネオスカード Pポイントタイプをお勧めしています。
こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご確認ください。
マイラーの方はJALカード、ANAカード
JAL、ANAマイラーの方は、JALカード、ANAカードともにエネオスの特別提携カードですので、100円=1マイルが上乗せできてお得にマイルを貯めることができるので、おすすめです。
関連記事: