通勤や通学で電車を利用している方にうれしい、定期代や電車賃がお得にできるクレジットカードを紹介します。
主に鉄道会社が発行しているこれらのカードを利用すると定期代でポイントが貯まったり、電車の乗車でポイントが付いたりするものや鉄道会社のグループ企業の百貨店やスーパー、駅の売店や飲食店などもお得になったり、PASMOやSuicaが便利になったりするなど結構特典がありますので、特に沿線にお住まいの方は必携です。
今回は関東エリアの各沿線について見ていこうと思います。
もくじ
JR東日本をご利用の方におすすめなビューカード
JR東日本といえばビューカード、発行元はJR東日本の100%子会社の株式会社ビューカードが発行しているクレジットカードです。
ビューカードは定期券の購入など、VIEWプラス対象の利用でビューサンクスポイントが3倍、還元率は1.5%で貯めることができます。
対象の取引はこんな感じです。
- 乗車券、回数券、特急券、特別企画乗車券
- 携帯電話等による「えきねっと」からのライナー券予約
- びゅう国内旅行商品
- 定期券、Suica定期券
- Suicaカード
- Suicaへのチャージ
- Suicaへのオートチャージ
- モバイルSuica(チャージ、オートチャージ、モバイルSuica特急券、モバイルSuica定期券、モバイルSuicaグリーン券)
貯まったビューサンクスポイントはSuicaに等価交換できる他、ルミネ商品券ならお得なレートで交換できます。
年会費無料で使えるビックカメラSuicaカード
一番のおすすめは、年会費が実質無料にできてビックカメラのポイントカードとしても利用できる、ビックカメラSuicaカードですね。
私もSuicaのオートチャージや定期の購入などに愛用しています。
ルミネがいつでも5%OFFになるルミネカード
ルミネを利用する機会がある方なら年会費は2年目以降953円(税抜)はかかりますが、ルミネのお買い物がいつでも5%OFF、年に数回10%OFFで利用できるルミネカードがおすすめです。
ルミネカードは定期券機能も付いていますので、定期券とSuicaとクレジットカードが1枚で利用できるというメリットもあります。
年会費477円(税抜)で定期券機能が使えるビュー・Suicaカード
ルミネは使わないけれど定期券機能は付けたいという方には、2年目以降年会費477円(税抜)で利用できるビュー・Suicaカードがよいと思います。
東急線をご利用の方におすすめなTOKYU CARD(東急カード)
田園都市線、東横線などの人気路線を持つ東急でお得なカードといえばTOKYU CARD(東急カード)です。
おすすめはTOKYU CARD ClubQ JMB(PASMO一体型)
TOKYU CARDでおすすめなのが、PASMO一体型でJALマイレージバンクも付帯したTOKYU CARD ClubQ JMB、TOKYUポイントとJALのマイルが貯まります。
クレジットカード支払いの基本のポイント還元率は1%、定期券購入やPASMOのチャージでポイントが上乗せされる上に、朝の通勤でも貯めることができます。
- PASMO定期券購入がいちねん定期なら上限なしで3%還元、1,3,6ヶ月間なら1%還元(上限10万円)
- PASMOのオートチャージで1%(プレミアムポイントと0.5%+「電車で貯まるTOKYU POINT」0.5%)
さらに、東急百貨店が最大10%還元、東急ストアが1.5%+利用金額に応じてボイントが貯まるなど東急グループの利用ならプレミアムポイントが上乗せされますので、普段のお買い物もとてもお得に利用できます。
「のるレージ」という東急線の電車の乗車で「のるる」を貯めてプレゼントがもらえるサービスもあったり、東急ヒカリエや東急百貨店などにある専用端末にタッチするとポイントがもらえるサービスなどもあり、お出かけが楽しくなるサービスも色々と用意されています。
JALマイレージバンクも付帯していますので、JALやJALの特約店の利用でJALのマイルを貯めることができます。
JALのマイルを本格的に貯めたい方はJALカード TOP&ClubQ
JALのマイルを本格的に貯めたい方には東急カードが提携しJALカードが発行しているJALカード TOKYU POINT ClubQがおすすめです。
年会費とショッピングマイル・プレミアム年会費で年に5,000円(税抜)がかかりますが、JALカードの中で唯一JMB WAONとPASMOの2種類の電子マネーへのチャージに対応しています。
JMB WAONへのチャージでマイルが貯まり、PASMOのチャージではTOKYU POINTが貯まります。
もちろん、TOKYU POINT加盟店でTOKYU POINTも同時に貯めるという東急カードとしての特典も付帯しています。
JALカード入会キャンペーン(公式サイト)
JALでなくANAのマイルを貯めたいという方には、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO MASTERカードも用意されています。
小田急線をご利用の方におすすめなOPクレジットカード(小田急カード)
小田急線を利用される方、小田急沿線にお住まいの方におすすめなのが、OPクレジットカード(小田急カード)です。
おすすめは年会費無料で使えるOPクレジットカード
OPクレジットカード年会費は500円(税抜)ですが年1回以上の利用で無料にできますので実質無料です。
基本のポイントは200円=1ポイント、1ポイント=1円相当ですので還元率は0.5%と高くはありませんが、クレジットカード機能に小田急ポイントカードが付帯、PASMOは付帯していませんが、PASMOを紐付けることができるため、以下のように色々な形でポイントが貯まります。
- 小田急ポイントカードの提示で貯める「お買い上げ・ご利用ポイント」
- クレジットカードの利用で貯める「クレジットご利用ポイント」
- PASMOのオートチャージで貯める「クレジットご利用ポイント」
- PASMOの電子マネー利用で貯める「小田急電子マネーご利用ポイント」
- 小田急線に乗って貯める「小田急線乗車ポイント」
PASMOのチャージとPASMOでのお買い物でポイント2重取り、小田急グループ各店でポイントカード提示とクレジットカード利用のポイント2重取りと組み合わせることで効率よくポイントを貯める事ができます。
オートチャージしたPASMOで定期券区間以外の乗車でもポイントが貯まりますので、ロマンスカーで箱根などに遊びに行ったりするときにはしっかり乗車でもポイントを貯める事ができます。
また小田急グループの利用なら新宿ミロードで5%OFF、小田急百科店で最大10%OFFなどお買い物もお得になりますし、小田急沿線にある箱根や小田原を始め温泉や観光地のホテルや観光施設で優待が受けられるサービスも充実しています。
JALのマイルを本格的に貯めたい方はJALカード OPクレジット
JALのマイルをお得に貯めたい方におすすめなのが、小田急カードが提携先となっているJALカード、JALカードOPクレジット(JAL小田急カード)です。
JALカードで唯一のPASMOへのチャージで直接マイルを貯めることはできますので、小田急線の乗車だけでなく、駅の売店などのPASMOの利用でもチャージ時にお得にマイルを貯めることができます。
PASMOでお得にJALのマイルを貯めたい方には、小田急線沿線にお住まいでない方にも使っていただきたいカードとなっています。
東京メトロをご利用の方におすすめなTo Me CARD
東京メトロの地下鉄を利用される方におすすめなのがTo Me CARDです。
おすすめはTo Me CARD Prime(PASMO一体型)
To Me CARD Prime(PASMO一体型)の年会費は2年目以降、2,000円(税抜)がかかりますが、年50万円以上利用があれば無料にできます。
PASMOが付帯されており、東京メトロ、東急電鉄、東武鉄道、京急電鉄、相模鉄道で発売している定期券であれば定期券機能もつけることができます。
To Me CARD Primeでは、クレジットカード利用についてはカード発行会社のポイント(Oki Dokiポイント or わいわいプレゼント)が貯まりますが、定期券の購入やメトロポイントPlusの加盟店ではメトロが上乗せされて貯まります。
定期券区間外でPASMOを使って乗車すると乗車ポイントが1乗車につき平日は10ポイント、土日や休日は20ポイントが貯まります。
エチカはエソラに入っているショップで5~10%OFFになる等、To Me CARD提携先がお得に利用できる優待も用意されています。
貯まったカード会社のポイントはメトロポイントに移行でき、メトロポイントはPASMOにチャージできますので、いずれもPASMOとして乗車や商品の購入などに利用できます。
その他nanacoポイントや楽天スーパーポイント、ANAのマイルへの交換も可能です。
ANAのマイルを効率的にためたい方はソラチカカードがおすすめ
ANAのマイルを貯めたい方は、ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)、通称ソラチカがおすすめです。
2年目以降年会費が2,000円(税抜)が必ずかかり、東京メトロの乗車ポイントはPrimeよりは少ないものの、メトロポイントからANAのマイルへの交換レートが100メトロポイント→90マイルと、現在発行されているクレジットカードの中でも最も高いことから、メトロポイントを効率的にANAのマイルに交換することが可能です。
メトロポイントはTo Me CARDの利用だけでなく、ネットマイルやPex、Gポインからの交換で貯めることもできるため、これらのポイントをメトロポイントに交換後、ソラチカを使ってANAのマイルに交換するという方法もよく利用されています。
まとめ
今回はビューカード、東急カード、小田急カード、JALカード、To Me CARDを取り上げてみました。
電鉄会社は沿線の活性化のため、百貨店やスーパー、飲食店や観光施設、不動産会社などのグループ企業を数多く持っており、鉄道系のクレジットカードは電車のみならずこれらグループ企業の利用がお得になる優待が充実していますので、特に沿線にお住まいの方は、持っておけばかなりお得になる機会があると思います。
今回取り上げたカードのみならず、利用される鉄道会社のクレジットカードはぜひ持っておくことをおすすめします。
西武電鉄、東武電鉄、京王電鉄など、まだ記事にできておらず今回紹介できなかったカードもかなりありますので、記事にまとめた後には紹介していければと思います。