「マイナンバーカードで上限5,000円分もらえる」マイナポイントの申込が2020年7月よりスタートします。
誰でももらえる一律給付ではなく、「使った人だけがトクをする25%還元キャンペーン」、しかも早いもの勝ち、その内容やおトクな活用方法について詳しく見ていこうと思います。
もくじ
マイナポイントとは
「マイナポイント」って名前だけ聞くと、「マイナンバーカードを使うとマイナポイントが貯まる」みたいなイメージを持たれるかもしれませんが、全く違います。
マイナポイントとは、簡単に言うと、「マイナポイントを予約すると、普段使っているキャッシュレス決済でもらえるポイントや残高が5,000円までプラス25%還元になる」というものです。
私がメインで使っているdカード・d払いでいうと、「マイナポイント予約後に20,000円dカードで支払うと国から5,000dポイントが貰える」という感じです。

上限5,000ポイントもらうには事前の予約が必要、しかも、マイナポイントの予約者数が「予算の上限に達した場合締め切られる可能性がある」ようなので、乗り遅れないように準備しておきましょう。
子供も対象、家族全員で参加しよう
マイナポイントでは対象者の年齢について制限を設けていませんので、マイナンバーカードを持っていれば子供も対象になります。
プリペイドカードや、事前チャージの電子マネー、デビットカードなどは審査なく、子供でも利用できるものがありますので、活用してみてはいかがでしょうか?
マイナポイント事業のスケジュール
マイナポイント実施のスケジュールは以下のとおりです。
- 実施中:マイナポイントの予約(スマホ・パソコンなどでマイキーID設定)
- 2020年7月〜:マイナポイント申込(利用するキャッシュレス決済を一つだけ登録)
- 2020年9月〜2021年3月末:キャッシュレス決済利用で25%還元実施
重要なのは先着順になっている「マイナポイントの予約」です。
必ず行っておいてください。
マイナポイントで使えるキャッシュレス決済
対象のキャッシュレス決済(マイナポイント事業に登録したキャッシュレス決済事業者)は、各種クレジットカード、電子マネー、QRコード・バーコード決済、プリペイドカードなどがあります。
主要なところでいうと。
- 各種クレジットカード:dカード、イオンカード、楽天カードなど
- QRコード・バーコード決済:PayPay、d払い、メルペイ、LINE Pay
- 交通系電子マネー:Suica、PASMO、ICOCA、MONACAなど
- 流通系電子マネー:WAON、nanacoなど
その他スーパーやドラッグストアなどが発行するプリペイドカードやゆうちょPayとか銀行が提供するQRコード決済などもあります。

https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/service_search/
マイナポイントでおすすめのキャッシュレス決済
マイナポイントで利用すべきキャッシュレス決済について、3つの視点で見ていこうと思います。
- そもそもの還元率が高いキャッシュレス決済
- 還元されたポイントの使いみち
そもそもの還元率が高いキャッシュレス決済
どうせ使うなら元々の還元率の高いキャッシュレス決済を使うのがおすすめです。
ということでおすすめを2つ紹介します。
- dカード、dカード紐付けたd払い:1〜1.5%
- ビューカードでチャージしたSuica:1.5%
dカード、dカード紐付けたd払い
dカードはドコモが発行するクレジットカードですが、ドコモの利用を問わず利用できるクレジットカードです。
一般カードは年会費無料、ゴールドカードは年会費10,000円(税抜)ですが、ドコモのスマホとドコモ光を使っている方(月の請求が9,000円以上)なら年会費以上のポイントが貯まります。
dカードの基本のポイント還元率は約1%ですが、d払い(アプリ)やdポイントカードの提示などで還元率はどんどんアップします。
- dカード(1回の買い物ごとに100円(税込)=1ポイント):1%
- dポイントスーパー還元プログラム:3~4%
- d払いアプリ(1回の買い物200円=1ポイント):0.5%
- dポイントカード(1回の買い物200円=1ポイント):0.5%
これで合計6~7%還元になります。
ビューカードでチャージしたSuica
関東にお住まいでJRで通勤している方ならほとんどの方がお持ちのSuicaだと思います。
ビューカードを使えばSuicaへのチャージで1.5%のJRE POINTが貯まり、JRE POINTに登録すれば、駅ビルなどのJRE POINT加盟店で1%還元率アップにできたりします。
- ビューカードからSuicaへのオートチャージ:1.5%分のJRE POINT
- JRE POINT加盟店でのJRE POINTカード提示:100円=JRE POITNT 1ポイント
- JRE POINT加盟店でのSuica支払い:200円=JRE POITNT 1ポイント
さらに、モバイルSuicaを使いJRE POINTのサイトにSuicaを登録すれば、定期区間外での在来線の利用、Suica定期券の購入で50円につき1ポイント2%還元になります。
還元されたポイントの使いみちでおすすめなポイント
マイナポイントでもらえる5,000ポイントをどう使うか?
なんと言っても一番のおすすめは「投資」です。
最近はポイントで投資できるサービスがどんどん増えていますので、キャッシュレス決済でポイント分節約になるばかりか、ポイントで資産を増やすというのが、今一番オススメ出来る使いみちです。
- dポイント+日興フロッギー(SMBC日興証券)
- dポイント+dポイント投資
- 楽天スーパーポイント+楽天証券
dポイント+日興フロッギー(SMBC日興証券)
日興フロッギー(SMBC日興証券)の最大のメリットは、「dポイントで株が買える」ところです。
期間・用途限定のdポイントも使えるので、今まで買い物に使うしかなかったキャンペーンなどで獲得したポイントも最終的には現金化できますので、非常にありがたいです。
しかも「100ポイントから」、「100万円まで買い手数料無料」と敷居も低くなっていますので、気軽に始められます。
日興フロッギーには読むだけでdポイントが貰える記事もあったりしますので、とにかくおすすめです。
dポイント+dポイント投資
dポイント投資は投資信託やETFの値動きに連動して「dポイントを運用する」というものです。
運用したポイントはdポイントとして受け取ることしかできませんが、「運用中はdポイントの有効期限が無期限」というメリットを活かして、私の場合はdポイントだけでiPhoneの機種変更といった使い方をしています。
コロナショックで評価損益が出ていましたが、このところの相場上昇でプラスになってきました。
iPhoneの購入ではなく、日興フロッギーで株を購入のために引き出すのもありかな?と考えている今日この頃です。
楽天スーパーポイント+楽天証券
楽天証券に口座があれば、楽天スーパーポイントで投資信託や国内株式も購入できます。
楽天スーパーポイントでポイント投資をすると楽天市場の「SPU(スーパーポイントアップ)」の+1倍条件になるので楽天市場の買い物がおトクになります。
ただ、楽天証券のポイント投資は「国内株式はSPU対象外」となっているため、私は投資信託(手数料の低いインデックスファンド「eMAXISシリーズ」)にしています。
投資はちょっと。という方はdショッピングデーで使うのがおすすめ
ポイント投資とはいえ、「損したらイヤ!」という方は、dポイントで買い物をしてもdポイントが20%還元になる「dショッピングデー」でお買い物に使ってみてはいかがでしょうか?
- 5,000ポイント利用すれば翌月1,000ポイント
- 1,000ポイント利用すれば翌月200ポイント
- 200ポイント利用すれば翌月40ポイント
- 40ポイント利用すれば翌月8ポイント
- 8ポイント利用すれば翌月1ポイント
5,000円分のマイナポイントで1,249ポイント獲得することも可能です。
マイナポイントのまとめ
マイナポイント事業についてまとめてみるとこんな感じになるかと思います。
- マイナポイント事業は知っている人だけが25%還元(20,000円の利用で5,000円相当おトク)になる
- 家族がいれば全員対象(子供もOK)
- 予算の上限に達し次第終了、つまり早いもの勝ち
- 対象はマイナンバーカードを持っている人だけ
- 事前予約が必要、今すぐ予約を!
- 還元になる利用期間は2020年9月1日~2021年3月31日
- 還元されるのは「マイナポイント」ではなく、dポイントや楽天スーパーポイントなど普段使っているポイントから選べるので使いやすい
- 使えるキャッシュレス決済は1つのみ、一番おトクな決済サービスを選ぼう!
- そもそもの還元率が高いのはdカード(d払い)、Suica(ビューカードでチャージ)
- 還元されたポイントは株式・投資信託への投資で現金化
- dポイントなら日興フロッギー(個別株が100ポイントから買える)
- 楽天スーパーポイントなら楽天証券(SPU+1倍の投資信託がおすすめ)
マイナンバーカードとちょっとした手続きで5,000円おトクになるというのは使わない手はないと思いますので、マイナンバーカードを持っている方は今すぐ予約、持っていない方は早めに申請しておきましょう。

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