エネオス(ENEOS)で給油するならエネオスカード、3種類のどれがお得か徹底検証

会員価格+最大7円引きエネオス(ENEOS)のガソリン代をお得にしてくれるクレジットカードといえばエネオスカードです。

旧エッソ・モービル・ゼネラルのExpressも全てエネオスブランドに統一され、サービスステーション(ガソリンスタンド)の数が一気に増えました。

そんなエネオスでのガソリン代をお得にするには、エネオスカードが一番です。

エネオスカードにはNICOSカードの発行するカードもありますが、今回は3種類のカードを発行しているトヨタファイナンス(JCBブランド)のカードについて取り上げていきます。

eneos-card-3type

  1. エネオスカード C(青):キャッシュバックタイプ
  2. エネオスカード P(緑):ポイントタイプ
  3. エネオスカード S(グレー):スタンダードタイプ

どのカードを選ぶのかよいのか?他のカードとの比較なども含め解説していきたいと思います。

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エネオスカード(ENEOSカード)3タイプの主なスペック比較

トヨタファイナンス発行のエネオスカード(JCBブランド)の3つのタイプを表にして比較するとこんな感になります。

エネオスカード C
キャッシュバック
eneos-card-c-100
エネオスカード P
ポイントタイプ
eneos-card-p-100
エネオスカード S
スタンダードタイプ
eneos-card-s-100
ガソリン・軽油割引 1ヶ月のカード利用代金に応じて最大7円/L引き
(毎月150Lまで)
ENEOSで1,000円ごとに30ポイント(最大3%ポイント還元) いつでも2円/L引き
 灯油割引 いつでも1円/L引き 対象外 いつでも1円/L引き
本人会員年会費 初年度無料
2年目以降1,250円(税抜)
初年度無料
2年目以降1,250円(税抜)
初年度無料
2年目以降1,250円(税抜)
年1回以上利用で無料
家族会員年会費 無料
ETC専用カード 無料
ポイント(ガソリン・軽油・灯油) 対象外 1,000円=30P
(3.0%)
対象外
ポイント(カーメンテ用品) 対象外 1,000円=30P
(3.0%)
1,000円=20P
(2.0%)
ポイント(一般加盟店) 対象外 1,000円=6P
(0.6%)
1,000円=6P
(0.6%)
貯まったポイントの交換先 対象外 キャッシュバック・Tポイント・JALマイル・ANAマイル・各種商品券、商品など
ロードサービス レッカー移動(10Kmまで無料)、路上における修理(30分以内無料)
その他 カーコンビニ倶楽部での修理代5%OFF
オリックスレンタカー10%OFF
電子マネー QUIC Pay(専用カード、モバイル、一体型から選べる)
保険など 付帯なし


エネオスカード 公式サイト

エネオスカードの年会費・国際ブランド

エネオスカードの年会費はいずれも初年度無料、2年目以降は1,250円(税抜)です。

スタンダードタイプのみ年に1回以上の利用(Apple Pay・QUICPay・ETC含む)で年会費を無料にできます。

家族カード・ETCカードはいずれも年会費無料で利用できます。

カード発行元はトヨタファイナンス、国際ブランドはJCBのみとなります。

エネオスカード C(キャッシュバックタイプ)


エネオスカードの月のクレジット利用代金に応じて1Lあたり最大7円引きになります。

1ヶ月間の利用金額 請求時値引
7万円以上 7円引/L
5~7万円未満 5円引/L
2~5万円未満 4円引/L
1~2万円未満 2円引/L
1万円未満 1円引/L

クレジット利用代金はエネオス以外の利用も含まれますので、ガソリン代以外にも公共料金や食費などもエネオスカードで支払えば1L7円引きもそれほど難しくないかもしれません。

ただし、請求時値引きが適用されるのは月に150Lまでという制限があるため、キャッシュバック額は最大でも7円×150L=1,050円までとなります。

さらに2年目以降は年会費1,250円(税抜)が必ずかかるため、年会費を12で割った1ヶ月あたり113円を差し引いて還元率を計算したのが以下の表です。

これは月に150L給油した場合のものですので還元率の上限という感じで考えればよいと思います。

クレジット
月間利用額
1L当り値引額 150L給油時の
値引額
年会費(月113円)
差引後値引き
還元率
20,000円 4円引/L 600円 487円 2.4%
30,000円 4円引/L 600円 487円 1.6%
40,000円 4円引/L 600円 487円 1.2%
50,000円 5円引/L 750円 637円 1.3%
60,000円 5円引/L 750円 637円 1.1%
70,000円 7円引/L 1,050円 937円 1.3%
80,000円 7円引/L 1,050円 937円 1.2%
90,000円 7円引/L 1,050円 937円 1.0%

これを見る限り月に2万円程度利用し1L4円値引きになるのが還元率としては高いようですね。月に150Lまでという制約により利用金額が高くなるほど還元率が下がってしまいます。

エネオスカード P(ポイントタイプ)


エネオスでのクレジット支払い利用については1,000円=30ポイントで還元率3%になります。

ガソリン代だけでなく、洗車やオイル交換、カーメンテナンス用品等の購入なども対象になりますので、車に関することはENEOSを利用することで利用額を上げていくとそれだけお得になります。

こちらのコースも2年目以降は年会費1,250円(税抜)が必ずかかるため、12ヶ月で割った113円を差し引いて還元率を計算したのが以下の表です。

エネオス
月間利用金額
エネオスポイント(1,000円=30P) 1p=1円換算
年会費(月113円)
差引後金額
還元率
5,000円 150P 37円 0.7%
10,000円 300P 187円 1.9%
15,000円 450P 337円 2.2%
20,000円 600P 487円 2.4%
30,000円 900P 787円 2.6%
50,000円 1,500P 1,387円 2.8%
70,000円 2,100P 1,987円 2.8%

こちらはENEOSで使えば使うほど還元率は3%に近づいていきますが、最低でも1万円以上利用しないと年会費の負担があり、スタンダードタイプよりお得にはならなそうです。

ENEOSでの利用が1万円を超えてくると還元率は1.9%とかなりの高還元ですので、年会費を払っても元は十分にとれそうですね。

とは言え、通勤で毎日数十Km運転する方とかでないかぎり、ガソリン代と洗車やオイル交換、メンテナンス用品等で月に3万円以上とかにはならないのかとは思います。(車検やバッテリー交換、タイヤ交換等で一時的に支払いが増えることはあるかもしれませんが。)

ちなみにポイントの有効期間は2年間、ポイントの交換は1,000ポイント以上1,000ポイント単位ですので、年に500ポイント(月間42ポイント)以上は獲得しておく必要があります。

エネオスカード S(スタンダードタイプ)

ガソリン・軽油はいつでも2円/L引き、灯油はいつでも1円/L引きになるタイプです。

スタンダードタイプではポイントが0.6%還元されますが、ガソリン代はポイント対象外なので給油での利用は2円を引いた分のみがお得になる計算です。

値引き額が決まっているので給油料に関係なく、1L当りのガソリン価格によって還元率が上下する感じです。

こちらは年1回以上利用すると翌年の年会費が無料にできますので年会費分を差し引く必要がありません。

1Lあたり
ガソリン価格
2円引き後
ガソリン価格
還元率
110円 108円 1.8%
115円 113円 1.7%
120円 118円 1.7%
125円 123円 1.6%
130円 128円 1.5%
135円 133円 1.5%
140円 138円 1.4%
145円 143円 1.4%
150円 148円 1.3%

ガソリン代が安いほど還元率は上がりますが、1L130円あたりでも1.5%程度の還元率にはなるので、ENEOSの会員価格で給油できる点も考慮するとまずまずではないでしょうか?

結局どのエネオスカードを選ぶのがよい?

  • ガソリン代が月に1万円未満ならエネオスカード Sスタンダードタイプ
  • ガソリン代が月に1万円以上、洗車やオイル交換もENEOSでという方ならエネオスカード Pポイントタイプ

という感じになりそうです。

ガソリン代だけでなく洗車やオイル交換、パーツ類の購入等も3%還元にできるエネオスカードP(ポイントタイプ)がおすすめです。


エネオスカードの詳細、お申し込みは公式サイトにて

キャッシュバックタイプについては、月に150Lまでという制約がネックになっていてあまりメリットが感じられませんでした。

1L 7円引きのインパクトは大きかったのでちょっと残念な感じです。

エネオス以外のショッピングや公共料金支払い

エネオスカード P(ポイントタイプ)、エネオスカード S(スタンダードタイプ)はショッピングでも1,000円=6ポイントが貯まります。

還元率は0.6%ですので、それほど高いとは言えないようです。

貯まったポイントの使い方(ポイントタイプ、スタンダードタイプ)

エネオスカード P(ポイントタイプ)、エネオスカード S(スタンダードタイプ)はENEOS以外のショッピングや公共料金のカード支払いでも1,000円=6ポイントが貯まります。

エネオスカードP(ポイントタイプ)の場合はENEOSで還元率3%ですので、月1万円(年間12万円)で3,600ポイント程度と結構ポイントが貯まると思います。

貯まったポイントの交換先と交換レートはこんな感じです。

必要ポイント数 交換後金額(ポイント) 還元率
キャッシュバック 1,000ポイント 1,000円 0.6~3.0%
Tポイント 1,000ポイント 700Tポイント 0.42~2.1%
JALマイル・ANAマイル 1,000ポイント 400マイル 0.36~1.8%
1M=1.5円換算

その他ギフトカードや商品との交換もできますが、交換レートなどを考慮するとキャッシュバックにするしかない感じですね。

ENEOSセルフの決済ツール「EneKey」が超便利でお得

エネオスのセルフステーションで便利でお得に使えるのが「EneKey(エネキー)」です。

だたのキーホルダーのように見えますが、この中にクレジットカード情報とTポイントカード情報を登録することができ、ENEOSでの給油の際に、かざさすだけで「カード払いとTポイント提示」が完了し、サービスステーションにもよるのかもしれませんが、会員価格が適用されます。

実際に使った際に適用された価格がこちらです。

レギュラーガソリン1L(リットル)の価格は 「現金/クレジットカード/他、電子マネー 価格」と「Enekey 価格」、「EOENS T Card/ENEOS nanaco電子マネー価格」で3円の差があります。

Enekeyをかざしてみたところ、たしかにEnekey価格が適用されました。

Enekeyにはクレジットカードに加え、Tポイントカードも登録できますので、Tポイント残高も画面に表示されています。

満タン給油なら「満タン」をタッチするだけで給油が開始できます。

Eneleyでタッチすれば、現金での支払もお釣りを受け取る必要もないので、給油後はレシートを受り次第、エンジンを掛けてスタートできるのは超便利です。

レシートを見るとEneKey価格が適用されており、Tポイントも付与されていることがわかります。

ENEOSカードはApplePay対応

ENEOSカードはApplePayに対応しています。

iPhone7、AppleWatch Series2以降の対応機種にENEOSカードを登録すると、QUICPayが使えるようになります。

全国のENEOSサービスステーション(セルフ)約2,600店舗ならApplePayでガソリンを入れることができます。

もちろんコンビニやスーパー等QUICPayが使えるお店でのお買い物にも利用可能です。

エネオスカードはQUICPay(クイックペイ)が利用できる

エネオスカードでは、後払い式電子マネー QUIC Pay(クイックペイ)が利用できます。

ENEOSのサービスステーションでも対応していますので、かざすだけで素早く支払いが行えます。カードを挿入しないので、抜き忘れる心配がないのも安心できるポイントですね。

紛失補償の対象なので、安心して利用できます。

エネオスカード優待特典でロードサービスが利用できる

エネオスカードでは、24時間365日受付可能なレッカー移動(10Kmまで無料)、路上における修理(30分以内無料)のロードサービスが受けられます。

これは車を運転する方にとっては嬉しいサービスですね。

他にもカーコンビニ倶楽部での修理代5%OFF、オリックスレンタカー10%OFFと言った車に関連する優待が利用できます。

エネオスカードアプリでロードサービスに素早く連絡

エネオスカードではiPhone、Androidのスマートフォン・タブレットで利用できる「エネオスカード アプリ」が無料で提供されています。

  • 利用明細・ポイント残高参照
  • ロードサービスに素早く連絡
  • ポイント交換やキャンペーンエントリーができる
  • お役立ちナビで渋滞情報や天気情報が見れる
  • カード紛失・盗難連絡が素早くできる

といった機能が提供されています。

特にロードサービスに素早く連絡できるというのはよいですね。急な故障やバッテリーあがりなどのトラブル時はつい慌てがちなので、連絡先がわかるのは嬉しいですし、GPS機能でこちらの場所がわかるので、到着までの時間も短縮できそうです。

これは是非活用したいところですね。


エネオスカード 公式サイト

ポイントがお得に貯まる特別提携カードも結構ある

エッソ・モービル・ゼネラルで発行していたシナジーカードはENEOSカードCBにデザインと名称が変更され、2018年10月以降の新規申し込みではENEOSカード CBが発行されるようになっていましたが、2019年6月で新規入会の受付は終了しました。

エネオスでは、エネオスカード以外にも給油などがお得になる特別提携カードが結構あります。

Tカード(Tカード付帯クレジットカード)をお持ちの方はTカードポイントを貯める事ができます。Tカードを利用する場合、以下の表にあるクレジットカードとの併用はできません。

シナジーカード 前月の利用額に応じて最大7円引き
TS CUBICカード ポイント1.5倍
1,000円=15P
JALカード マイル2倍
最大100円=2マイル
ANAカード クレジットポイントとは別に加算
100円=1マイル
ビューカード ポイント2倍
1,000円=4P
dカード(DCMX) ポイント1.5倍
100円=1P+200円=1P(特別特典)
楽天カード ポイント1.5倍
100円=1P+200円=1P(特別特典)
レクサスカード ポイント1.5倍
1,000円=15P
さらに環境ハイオク ENEOS ヴィーゴおよび
レギュラーガソリンの給油が3%引き
Tカード 200円につき1Tポイント

意外とお得なのがJALカードとANAカードです。

特にJALカードの場合、ENEOSはJALカード特約店になっていますので、ショッピングマイルプレミアムに登録している方なら、100円=2マイルがたまりますので、陸マイラーの方はJALカードがおすすめだったりします。

楽天カードとdカードは2019年7月より特典ポイントが200円=1ポイントに変更され1.5%還元になりました。

エネオスでお得になるクレジットカードの活用術はこちらの記事で紹介しています。

https://www.card-points.com/save-gasoline-cost

エネオスカードのメリットはSSの会員価格で利用できるメリットが大きい

特別提携カードが多いので一見すると、これらのカードを普段から利用されている方はわざわざエネオスカードを保有する意味ってあるのかしら?と思うかもしれませんが、大抵のサービスステーション(給油所)は、一般価格、メール会員価格、会員価格など、ガソリンの価格に1L1~3円程度の差をつけていますので、やはりエネオスカードを利用するのがお得になると思います。

普段ご利用になるエネオスのサービスステーションをチェックして、どの程度の差になっているかをご確認されることをおすすめします。

まとめ

エネオスのサービスステーションが会員価格で利用できますので、ENEOSを利用する機会の多い方は持っておいて損のないカードです。

月のガソリン代が1万円以内なら、年会費無料にできて1L 2円引きのエネオスカード S(スタンダードタイプ)月のガソリン代が1万円を超える、または洗車やオイル交換もENEOSを利用する方はENEOSの還元率が3%になるエネオスカード P(ポイントタイプ)がおすすめです。

無料のロードサービスが利用でき、スマホアプリを入れておけば遠出して土地感のない場所でトラブルにあった時でもGPSで車の場所を特定してすぐに駆けつけてくれるサービスがあるのは心強いと思います。

車の運転は休みの日程度で、月のガソリン代が5千円程度とかの方は、JALカードやANAカード、楽天カードやdカードなどの特別提携カードでもよいかもしれませんが、年会費無料で利用できるロードサービスや修理代金5%OFF等の特典もあるので、ENEOSをそれほど利用する機会がない方も持っておくと、いざというときに約に立つでしょう。

エネオスカードの詳細、お申し込みは公式サイトにて

エネオス以外のガソリンスタンドを利用される方はこちらの記事も是非ご覧ください。

https://www.card-points.com/save-gasoline-cost-cosmo

https://www.card-points.com/save-gasoline-cost-idemitsu

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