ドコモでスマホを購入するとパケット料金が24ヶ月割引になる「月々サポート」が廃止されることを受け、2019年6月より新たな端末購入サポートプログラム「スマホおかえしプログラム」が開始されることが発表されました。
どんな内容なのか?iphoneは対象?月々サポートとどっちがお得?などなど、詳しく見ていこうと思います。
もくじ
ドコモの「スマホおかえしプログラム」とは?
スマホおかえしプログラムとは、36回分割でドコモの対象機種を購入する際に加入すると、一定期間内に購入した機種をドコモに返還することで、最大12ヶ月分の代金の支払いが免除される(実質的に割引される)というものです。
スマートフォンの購入から25か月以上経過後に変換すると、翌月以降の分割代金は免除となりますが、24ヶ月目以降に支払った代金は戻ってきませんので、利用する場合には24ヶ月目に返却するのがベストです。
これにより、最大33.3%の割引が受けられます。
購入の際に加入することが条件となっていますので、割引を受けたい方は必ず「スマホおかえしプログラム」に申し込む必要があります。
「スマホおかえしプログラム」概要
「スマホおかえしプログラム」は、ドコモの対象機種を36回分割で購入する際に加入できます。
加入しているスマートフォンをドコモが定める条件に基づいて返却すると、 最大12回分(25か月目~36か月目相当)の分割支払金の支払いが免除されます。
例えば、100,800円のスマホを月3,000円の36回払いで購入し、24ヶ月目に返却した場合、36,000円の割引が受けられたのと同じことになります。
- 100,800円 – 36,000円(3,000円 × 12) = 72,000円
返却時のドコモの回線契約の継続や、機種変更といった条件はありません。
プログラム提供開始日は、2019年6月1日(土曜)となっています。
「スマホおかえしプログラム」の返却条件と査定条件
「スマホおかえしプログラム」の分割代金の支払い免除を受けるには、ドコモが定める返却条件、査定条件をクリアしている必要があります。
査定条件を満たしていない場合には故障時利用料として20,000円(税抜)(ケータイ補償サービスまたはケータイ補償サービス for iPhone&iPadにご加入の場合は2,000円(税抜))がかかります。
返却時点における分割支払金残額が「故障時利用料」以下の場合は利用できません。
返却条件と査定条件は以下の通りです。
返却条件
- 対象機種がドコモショップ、ドコモ取り扱い店舗、ドコモオンラインショップで購入したものであり、購入時に不備・不正がないこと。
- 返却時における対象機種分割支払金の未払いおよび対象機種の回線契約にかかる料金の未払いがないこと。
- 対象機種に記録されているメモリ・データが消去できること。
- 対象機種を改造していないこと。
- 加入者が対象機種の所有権を有していること。
- 以下の査定条件を満たし、査定が完了すること。
査定条件
- 対象機種に故障、水濡れ、著しい外観破損および画面割れがないこと。
- その他のドコモ指定の査定基準を満たしていること。
(店頭で確認が必要なため、電池パックを装着した状態で返却する必要があります。)
「スマホおかえしプログラム」の対象機種
2019年6月1日スタート時点での対象機種は以下の通りです。
- iPhone
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- ドコモ スマートフォン
- Xperia 1 SO-03L
- Galaxy S10 SC-03L
- Galaxy S10+ SC-04L
- Galaxy S10+ (Olympic Games Edition) SC-05L
- AQUOS R3 SH-04L
- HUAWEI P30 Pro HW-02L
- Xperia XZ3 SO-01L
- Galaxy Note9 SC-01L
- Xperia XZ2 SO-03K
- Xperia XZ2 Premium SO-04K
- Xperia XZ2 Compact SO-05K
- Galaxy S9 SC-02K
- Galaxy S9+ SC-03K
- HUAWEI P20 Pro HW-01K
- AQUOS R2 SH-03K
- arrows NX F-01K
- V30+ L-01K
- JOJO L-02K
- Xperia XZ1 SO-01K
- Xperia XZ1 Compact SO-02K
- Galaxy Note8 SC-01KM Z-01K
- Google Pixel
- Google Pixel 3
- Google Pixel 3XL
「スマホおかえしプログラム」の受付窓口
「スマホおかえしプログラム」はドコモショップ、ドコモ取り扱い店舗、ドコモオンラインショップで申し込めます。
ドコモオンラインショップが使えるのはよいですね。
回線契約解約後や機種の修理や交換後でも利用可能
「スマホおかえしプログラム」はドコモの回線契約の有無は問われませんので、24ヶ月が経過する前にドコモの回線契約を解約している場合でも、利用条件を満たしていれば、利用できです。
また、故障修理やケータイ補償サービス等を利用して、加入時と利用時の機種が変更となっている場合でも、対象機種の購入時の割賦販売契約または個別信用購入あっせん契約が継続していれば、利用できます。
3万円以上の機種はドコモオンラインショップかドコモショップで購入する
一部の家電量販店などでは、返却時点の分割支払金残額が10,000円以上ある場合取り扱いできないようですので、3万円以上の機種を利用する場合には、ドコモショップやドコモオンラインショップを利用する必要がありそうです。
スマホおかえしプログラムと月々サポートとどちらがお得か?
2019年2月にiPhone XSに機種変更したのですが、その時の月々サポートを参考に比較してみようと思います。
まずは月々サポートを24回受けた時の割引率です。
iPhoneXS 64GB ドコモ販売価格 | 128,952円 |
ドコモオンラインショップSPECIAL特典値引き | -5,184円 |
分割支払い対象総額 | 123,768円 |
月々サポート額(-2,457×24回) | -58,968円 |
支払い総額 | 64,800円 |
割引率 | 47.6% |
次にスマホおかえしプログラムを使った場合のシミュレーションです。
iPhoneXS 64GB ドコモ販売価格 | 128,952円 |
ドコモオンラインショップSPECIAL特典値引き | -5,184円 |
分割支払い対象総額 | 123,768円 |
25〜36回目の支払額(-3,438×12回) | -41,256円 |
支払い総額 | 87,512円 |
割引率 | 33.3% |
月々サポートの方が、金額にして17,712円、割引率で13.3%もお得なようです。
回線料金を値下げすることが目的の分離プランなので仕方ないのでしょうが、ギガホ・ギガライトは、データ利用料の多い人ほど割引率が低い(というか割高になっている)ので、端末の値引きも下げられると、何もいいことがないようですね。
36回の分割払い前提なのでdポイントは使えない?
「スマホおかえしプログラム」は対象機種の分割購入が前提になっているため、dカード GOLD年間特典のケータイ割引クーポンやdポイントを使って購入した場合はどうなるのでしょうか?
2019年2月に機種変更した際には、dカード GOLDの年間ご利用特典でもらったケータイ割引クーポン(11,000円分)とdポイントを使って支払額が0円だったのですが、このあたりについては記載がないので、今の時点ではよくわかりません。
もし「スマホおかえしプログラム」が利用できない場合には実質値引きなしということになってしまうので、ドコモを利用している人ほど得しないという、おかしな話になってしまうと思うのですが。
「分離プラン」義務化は4割値下げどころか、結局今のところ利用者の負担増にしかならないようですね。
本当に何もわかっていない政治家たちが余計なことをしてくれたものです。。
とはいえ、他のキャリアも同じような内容になるのでしょうから、NMPするのも無意味なんでしょうけど。
そうは言ってもdカード GOLD(dカード ゴールド)は引き続き必須です。
なにわともあれ、dカード GOLD(dカード ゴールド)はドコモを使っている方には必携のカードであることには代わりありません。
新規入会&利用特典で年会費以上のiDキャッシュバックがもらえたりしますので、まだお持ちでない方は、とりあえず1年使ってみることをおすすめします。
2019年12月31日までなら、さらに1,000円相当が上乗せできます。
dカード GOLDはフルに活用すると、年間の還元率5%とかにもできます。
こちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にしていただければと思います。
dカード GOLD(dカード ゴールド)についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので是非ご覧ください。