2019年9月17日、ドコモより2019年10月以降の料金プランの改定などについて発表がありました。
2年契約の解約金を9,500円から1,000円に値下げというのは、改正電気通信事業法に対応したものですが、併せて、ドコモの料金をdカード払いにするとドコモの割引になる「dカードお支払割」や、2019年10月1日(火曜)から2020年3月31日(火曜)までdカード払いで+5%還元になるキャンペーンについても発表されました。
てんこ盛りでよくわからないので、整理してみたいと思います。
もくじ
リリース記事の発表内容
今回のリリースでは以下の4点についての発表となっています。
- 2019年10月1日(火)受付分から2年定期契約の解約金および定期契約なしの月額料金を値下げ
- 「dカードお支払割」を適用すると解約金が不要になる
- dカードの年会費が永年無料になる
- dカードお支払割 5%還元キャンペーン(2019年10月1日(火)~2020年3月31日(火)まで)
2年定期契約の解約金・定期契約なしの月額料金の値下げ
2019年10月1日(火曜)以降にお申込みいただく方を対象※3に「ギガホ」「ギガライト」「ケータイプラン」において、2年定期契約の解約金を9,500円から1,000円に値下げし、定期契約なしと2年定期契約の月額料金差が1,500円から170円になるように、定期契約なしの月額料金を値下げします。「データプラスTM」「キッズケータイプラン」は、定期契約なしで、「データプラス」は月額1,000円、「キッズケータイプラン」は月額500円でご利用いただけます。
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2019/09/17_00.html
これを読んだだけだと今ひとつわかりにくいですね。
どういうことかというと、ギガホのギガホ割適用期間(6ヶ月)適用後の料金(1回線契約でみんなドコモ割適用なし)で比較してみます。
2年定期契約あり | 2年定期契約なし | 差 | |
ギガホ(現状) | 6,980円/月 167,520円/2年 解約金:9,500円 |
8,480円/月 203,520円/2年 解約金:0円 |
1,500円/月 36,000円/2年 |
ギガホ(10月以降) | 6,980円/月 167,520円/2年 解約金:1,000円 |
7,150円/月 171,600円/2年 解約金:0円 |
170円/月 4,080円/2年 |
これまで、2年定期契約ありとなしの差は月1,500円あるため、7ヶ月以上利用すると解約金を超え、2年払い続けると36,000円もの差になってしまうため、半年以内に解約を考えている人以外はメリットがないような設定になっていました。
10月以降、法の定めにより解約金を1,000円にすると、2年定期契約なしとの価格差が解約金の1.5倍になってしまうため、2年定期契約なしの月額料金を「半年以上使うと定期契約ありのメリットが出るように解約金との差を調整した」というのが「定期契約なしの月額料金の値下げ」の意味合いです。
2年契約ありの料金については今までと変わりません。
「dカードお支払割」の提供開始について
定期契約なしの「ギガホ」「ギガライト」「ケータイプラン」をご契約いただき、ドコモのご利用料金のお支払い方法をdカード®/dカード GOLD®(家族カード含む)に設定いただいた場合、月額170円割引する「dカードお支払割」を新設します。「dカードお支払割」の適用により、解約金不要で2年定期契約と同じ月額料金でご利用いただけます。
これは新たな割引制度の導入についてです。
これもこの文章だけですと誰にどんなメリットがあるのかちょっとわかりにくいかもしれませんので、dカード支払いの有無と2年定期契約の有無をクロスしてまとめてみるとこんな感じになります。
2年定期契約あり 解約金:1,000円 |
2年定期契約なし 解約金:0円 |
差 | |
dカード支払い | 6,980円/月 | 7,150円/月 ↓ 6,980円/月 |
0円 |
dカード以外の支払い | 6,980円/月 | 7,150円/月 | 170円/月 |
これは「dカードでドコモ料金を支払ってくれれば2年定期契約なしでもOK」ということのようです。
ドコモの料金をdカード支払いにすれば「dポイントスーパー還元プログラム」でiD、d払いのお店の支払いでdポイントが+1%還元になりますし、一度設定すると「別のカード支払いに変更するのも面倒なので長く使ってもらえるだろう」ということで、解約金を使って引き止めるまでもないという判断なのでしょうか?
dカード(iD、d払いとの併用を含む)は上手く使えば、ドコモの利用を問わず現在発行されているクレジットカードの中で、最高水準の還元率にできるので、そのあたりをもっと打ち出していってほしいところです。
dカードの年会費を永年無料
また、お客さまにご負担なくdカードにご入会いただけるよう、2019年10月1日(火曜)からdカードの年会費を永年無料に変更します。
※2019年9月16日(月曜)以降ご利用分の請求予定から年会費が無料になります。dカード GOLDについては、これまで通り年会費が別途かかります。
これはdカード(一般カード)の話です。
dカード(一般カード)は年会費初年度無料ですが、2年目以降は年1,200円(税抜)、年1回以上の利用で年会費無料となっていますが、年間の利用回数を問わず、年会費を廃止するということです。
1年間全く利用がない人の数とそこにかかるコストと、年会費無料の安心感で新らたに申し込む人と、継続してくれる人と利用金額との兼ね合いなのでしょう。
個人的には、dカード GOLDの家族カードの年会費を3枚まで無料とかにしてくれると非常にありがたいですが。。
dカードお支払割 5%還元キャンペーン
「dカードお支払割」適用者を対象に、「dカードお支払割 5%還元キャンペーンTM」を2019年10月1日(火曜)から2020年3月31日(火曜)まで実施します。※5dカード/dカード GOLDによるクレジットカード決済金額に対する通常時の100円(税込)につき1%※6のdポイント還元に加えて、キャンペーンでの決済金額の4%分のdポイント(期間・用途限定)※7※8を追加し、計5%を還元します。
なお、国が実施するキャッシュレス・消費者還元事業の登録加盟店での決済の場合には、同事業における最大5%還元※9と本キャンペーンの5%還元を合わせてご利用いただけるため、最大10%の還元を受けられることになります。※5キャンペーンにはエントリーが必要です。※6キャッシングご利用分など一部のお支払いはポイント対象外となります。※7ドコモのケータイ、「ドコモ光」のご利用金額、iD決済、dカードminiでの決済は対象外です。dポイントの付与上限は2,000ポイント/月(決済金額50,000円/月)です。※8キャンペーンで付与するdポイント(期間・用途限定)4%分の利用期間は6か月です。※9フランチャイズチェーン傘下の登録加盟店等の場合は2%還元となります。詳細は、一般社団法人キャッシュレス推進協議会のホームページをご確認ください。
これはビックニュースです。
2019年10月の消費増税以降、dカードで支払うだけで月50,000円まで+5%還元にできるということです。
国を挙げて実施するキャッシュレス・消費者還元事業の登録加盟店なら、フランチャイズチェーンで7%還元、それ以外なら10%還元になりますので、消費税分がまるまるお得にできる形になります。
このあたりはさらに深堀りしてお伝えしていこうと思います。
キャッシュレス関連事業についてはこちらのきじで詳しく紹介しています。
dカード GOLD(dカード ゴールド)で更にお得に
今後ドコモ利用者にとって、dカード GOLDがますます重要になるのは間違えなさそうです。
dカード GOLD(dカード ゴールド)はドコモを使っている方には必携のカードですので、まだお持ちでない方はこの機会に入会してみることをおすすめします。
新規入会でdカード GOLDの年会費以上にお得に
dカード GOLDの新規入会&ご利用特典やキャンペーンをうまく活用すれば、合計最大20,000ポイントがもらえます! ※dポイント(期間・用途限定)
年会費以上にお得にできますので、dカード GOLDを1年使ってみてどの程度お得になるか試してみるのがよろしいかと思います。
エントリーやカードの利用金額など、いくつか条件がありますので、事前にしっかり理解して最大限お得に使いこなしていきましょう。
新規入会&ご利用特典の詳細は公式サイトにてご確認ください。
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