年会費無料、いつでもどこでもポイント3倍!が売りのDCカード Jizile(ジザイル)です。
年会費無料で還元率1.5%といえば、現在発行されているクレジットカードの中でも最高水準の還元率、ぜひチェックしておかないといけないクレジットカードですので、検証してみようと思います。
もくじ
- 1 DCカード Jizile(ジザイル)の年会費・ブランド
- 2 DCカード Jizile(ジザイル)はリボ払い専用カード
- 3 DCカード Jizile(ジザイル)の基本のポイント還元率は1.5%
- 4 POINT名人.com利用でポイント還元率アップ
- 5 ポイントの有効期限は年度内の獲得ポイントにより変わる。
- 6 DCカード Jizile(ジザイル)で貯まったポイントの利用方法は?
- 7 DCカード Jizile(ジザイル)の電子マネー対応
- 8 DCカード Jizile(ジザイル)は家族カード、ETCカードも年会費無料
- 9 海外旅行保険・ショッピングセイバーが付帯
- 10 三菱UFJニコスの優待が使える。
- 11 DCカード Jizile(ジザイル)の申込資格
- 12 入会3か月間に10万円利用で7,000円分のギフトカードプレゼント。
- 13 DCカード Jizile(ジザイル)のまとめ
- 14 比較対象となるクレジットカードは?
DCカード Jizile(ジザイル)の年会費・ブランド
DCカード Jizile(ジザイル)の年会費は永年無料、家族カードも無料です。
国際ブランドはMASTERとなります。
DCカード Jizile(ジザイル)はリボ払い専用カード
還元率を見る前に理解しておかないといけないのは、DCカード Jizile(ジザイル)はリボ払い専用カードであるということです。
支払いコースは必ず設定が必要。
リボ払い専用のため、月々定額でいくらまで払うのかの「支払いコース」を必ず設定する必要があります。
支払いコースは、5千円、1万円、2万円、3万円、4万円、5万円のいずれかから選択する方式ですので、ショッピング利用可能枠一杯までの設定にすることはできません。
支払いコースの枠を超えた分の利用については、翌月以降の支払いに繰越しされ、繰越金額については、リボ払い手数料がかかります。
入会時は5千円に設定されていますので、支払いコースは必ず変更しないと手数料で大変なことになってしまいます。。
DCカードのWEB明細「DC Webサービス」で変更ができますので、カードが届いたらまずはDC Webサービスに登録し、変更しておくとよいでしょう。
メニューから「リボお支払い方法変更」のリンクをクリックするとこんな感じで変更できます。
無事に変更されました。
支払いコースの上限を超えたら手数料は必ずかかる?
では、支払いコースを上限の5万円に設定したとして、もしそれ以上利用してしまうと必ず手数料がかかるのか?
支払いコースの上限を超えた時は、サポートセンターに電話で連絡すれば全額一括払いに変更してもらうことができますので、リボ払い手数料は支払わなくて済むようにできます。
支払いコース上限以上利用する度にサポートセンターに連絡をするのはちょっと面倒ですが、月5万円に設定すれば年間で最大60万円まで利用できますので、クレジットカードの利用金額が5万円以内の方、もしくは、カードの利用は5万円まで!と節約しながら使うといった使い方をしたい方には問題にはならないかもしれないですね。
同じリボ払いカードでも、P-oneWizは、リボ払い金額をショッピング利用枠と同じ金額にできますので、こういったわずらわしさはありません。
DCカード Jizile(ジザイル)の基本のポイント還元率は1.5%
毎月の利用合計金額1,000円につきDCハッピープレゼントポイント3ポイントが貯まります。
1ポイント=5円相当なので還元率は1.5%です。
ただし、「リボ払い」対象とならない利用については、還元率が異なります。
例:会員情報誌購読料、ギフトカードご購入分などは1,000円ごとに1ポイントです。
POINT名人.com利用でポイント還元率アップ
DCカードのポイントアップモール「POINT名人.com」を経由すれば、1.5%の還元率をさらに高めることができます。
ショップによりポイント倍率はことなりますが、最大25倍、最低でも2倍となっています。
ただし、この倍率はあくまで、1,000円につき1ポイントがもらえる通常ポイントに対しての倍率ですので、実際にもらえるのは、(表示上倍率-1倍)×0.5%分ということになります。
例えば、
ページで2倍と表示されている場合には、1,000円につき1ポイント(還元率0.5%)が加算、ページで5倍と表示されている場合には、1,000円につき4ポイント(還元率2.0%)が加算となります。
主なショップはこんな感じです。
合計還元率 | POINT名人.com還元率 | |
Amazon | 2.00% | 0.50% |
楽天 | 2.00% | 0.50% |
YAHOO!ショッピング | 2.00% | 0.50% |
LOHACO | 2.50% | 1.00% |
ポンパレモール | 3.00%(UP中!) 2.00%(通常) |
1.50%(UP中!) 0.50%(通常) |
爽快ドラッグ | 3.50% | 2.00% |
ベルメゾン | 2.50%(UP中!) 2.00%(通常) |
1.00%(UP中!) 0.50%(通常) |
確認した時点では、爽快ドラッグの還元率がちょっと高めな感じですね。
ポイントアップなども度々行われていますので、最新のポイント倍率はポイント名人のホームページでご確認ください。
ショップ独自のポイントは加味していませんので、それを考慮すると還元率はさらに高くなります。
ポイントの有効期限は年度内の獲得ポイントにより変わる。
年度内(4月~翌年3月)の獲得ポイントによって有効期限が延長されるシステムになっているため、ポイントの有効期限には注意が必要です。
ここはしっかり理解しておいかないとせっかく貯めたポイントが無駄になる危険があります。
年度内に200ポイント貯められないと年度末に失効、貯めれば3年後に延長
入会初年度の3月末までに貯まったポイントは3年後の3月末まで有効です。
2年目以降は200ポイント以上の獲得を条件に有効期限が3年後の3月末まで延長されますので、年度内の合計が200ポイントに満たない場合には同年度の3月末でポイントは失効します。
2月の利用で獲得したポイントが次の月末(3月末)で失効するなんてこともあり得ます。
200ポイント貯めるには月に6,000円程度の利用が必要
ポイントは1,000円につき3ポイント付与ですので、
200 ÷ 3 × 1,000 = 67,000円
年間67,000円の以上でクリアですが、月あたり単純平均すると5,583円です。
1,000円未満が切捨てされることを考慮すると、月平均6,000円(年間72,000円)程度は利用しないと、せっかくのポイントがすぐに失効してしまうかもしれません。
POINT名人をうまく活用してポイントを貯めるのがコツ!
DCカードのポイントアップモール「POINT名人.com」を使って還元率を上げることで、利用金額を下げることはできますが、POINT名人の加算ポイントは、請求月の1~3ヶ月後(それを超えるショップもある)ので、12月以降の利用ではあてにしないほうがよいでしょう。
DCカード Jizile(ジザイル)で貯まったポイントの利用方法は?
貯まったポイントの利用方法は、「商品交換コース」と呼ばれる商品カタログから商品に交換する方法、「ハッピースウィングコース」と呼ばれる他のポイントへ移行・キャッシュバック、とネットショッピングでの利用が用意されています。
利用可能なショッピングサイトはDeNAショッピング、西松屋です。
ハッピースウィングコース(他のポイントへの交換・キャッシュバック)
交換できるポイントなどは以下のとおりです。
交換先 | 必要 ポイント数(P) |
交換後 ポイント数(P) |
交換レート |
三菱UFJニコスVisaプリカe-さいふ 1eマネー=1円相当 |
100P | 500円分 | 500P以上100P単位 |
JALマイレージバンク | 100P | 250マイル | 500P以上100P単位 |
デルタ航空スカイマイル | 100P | 250マイル | 500P以上100P単位 |
TOKYUポイント | 100P | 500P | 500P以上100P単位 |
ノジマスーパーポイント | 100P | 500P | 500P以上100P単位 |
ヨドバシカメラゴールドポイント | 100P | 500P | 500P以上100P単位 |
キャッシュバック | 100P | 400円 | 500P以上100P単位 |
ドコモプレミアクラブ | 100P | 500P | 500P以上100P単位 |
au WALLET ポイントプログラム | 100P | 500P | 500P以上100P単位 |
Tポイント | 100P | 450P | 500P以上100P単位 |
楽天スーパーポイント | 100P | 500P | 500P以上100P単位 |
リクルートポイント | 100P | 500P | 500P以上100P単位 |
nanacoポイント | 100P | 500P | 500P以上100P単位 |
Suicaポイント | 100P | 450P | 500P以上100P単位 |
ベルメゾン・ポイント | 100P | 500P | 500P以上100P単位 |
MUFGカードグローバルポイント (MasterCard・VISA・JCB) |
100P | 100P | 100P以上100P単位 |
MUFGカードグローバルポイント(American Express) | 100P | 100P | 100P以上100P単位 |
キャッシュバック、Tポイント、Suicaポイントは交換レートが下がりますので注意が必要です。
MUFGカードグローバルポイント以外は500ポイント以上での交換なので、
500 ÷ 3 × 1,000 = 167,000円 と、16万7千円の利用が必要です。
1年で貯めようと思うと、月平均で約1万4千円の利用ということになります。
※POINT名人.comをうまく利用すればこの金額は下げることができますので、POINT名人.comをうまく使いこなすのがポイントになりますね。
端数のポイントはDeNAショッピング・西松屋でお買い物。
指定のショッピングサイトであれば1ポイントからお買い物に利用できるので、交換単位まで貯まる前に有効期限が切れてしまいそうなポイントも無駄なく使うことができます。
対象ショップはDeNAショッピング、西松屋のみではありますが、500ポイントまで貯めきれない端数が結構出そうなのでこういうサービスはありがたいですね。
ポイントをショッピングで利用するためには、提携サイトにログインし、ショッピングの前に提携ポイントプログラムに登録する必要があります。
DCカード Jizile(ジザイル)の電子マネー対応
楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCA、nanacoクレジットチャージの利用については、ポイント還元対象ではありません。
「モバイルSuica」利用分には、SF(電子マネー)へのチャージのほか、「モバイルSuica 年会費」、「モバイルSuica」で購入したモバイルSuica特急券・定期券・Suicaグリーン券なども含まれます。
電子マネーへのチャージの利用はあまり考えないほうがよいと思います。
DCカード Jizile(ジザイル)は家族カード、ETCカードも年会費無料
家族カード、ETCカードも年会費無料ですが、ETCカードについては新規発行手数料1,000円(税抜)がかかります。
リボ専用カードを家族で持つというのはどうなんでしょう。管理が煩雑になるのであまりおすすめはしません。
海外旅行保険・ショッピングセイバーが付帯
海外旅行保険は、最高1,000万円までが自動付帯(事前申込不要)、本人会員、家族会員の傷害による死亡・後遺障害などが補償されます。
ショッピングセイバーは、年間限度額100万円の範囲で、国内外を問わずJizile(ジザイル)で購入した商品の破損・盗難などを購入日より90日間補償されます。
自己負担額1万円がかかります。
海外アシスタンスサービス「ハローデスク」が世界各地にあり、現地情報やレストラン予約などのサポートを現地のスタッフが日本語で対応してくれます。
三菱UFJニコスの優待が使える。
DCカード Jizile(ジザイル)の申込資格
18才以上で安定した収入がある方。または18才以上で大学・短大・専門学校に在学中の方。
※未成年者の方は親権者の同意が必要。
となっています。
入会3か月間に10万円利用で7,000円分のギフトカードプレゼント。
新規ご入会特典として、入会日から3か月後の月末までに10万円以上クレジットカード払いの利用で7,000円分の三菱UFJニコスギフトカードがもらえます。
DCカード Jizile(ジザイル)のまとめ
- 年会費永年無料
- 1,000円につき3ポイント(1ポイント5円相当)なので還元率1.5%
- POINT名人.com利用でポイント還元率をアップできる。
- リボ払い専用のため月5万円以上の利用はサポートに連絡して一括払いに変更しないとリボ払い手数料がかかる。連絡なしで手数料無料で利用できるのは月に5万円まで。
- ポイント有効期限は年度内に200ポイント貯めないと3月末に失効する。
失効させないためには月約6,000円(年間約70,000円)程度利用する必要がある。 - 主要なポイントへの交換は500ポイント単位なので16万7千円の利用が必要。
年会費無料で1.5%は魅力です。Orico Card The Pointのようにオリコモール経由のみ1.5%とか、P-one WizのようにT-POINT交換限定で1.5%など、利用方法やポイント交換先に条件がないのはよいところです。
ただし、年会費無料なのでメリットがあるときだけ使うという使い方もできますが、2年目以降は年度内の獲得ポイントが200ポイント未満だと3月末で失効してしまうため、200ポイントは獲得しておきたいところなので、最低でも月6,000円程度利用する必要があります。
(POINT名人.comを活用して効率よくポイントを貯めると最低利用金額は下げられますが。)
ポイント交換を考えると年度ごとに500ポイント以上は獲得したいとすると、月に14,000円程度の利用が必要になります。
一方でリボ払い手数料を払わずに月50,000円以上使うためには都度サポートに連絡して一括払いに変更してもらうという一手間が必要になるので、手間を考えると月の利用は50,000円以内にしたいところです。
手間とポイント交換の効率も考えると月に14,000円~50,000円の範囲の中で利用するのがよさそうなカードです。
使わなさ過ぎにも使い過ぎにも気を使わないといけないという、ちょっとクセのあるクレジットカードですね。
使い方として考えられるのは、こんな感じでしょうか?
例えば、節約のため月の利用は5万円まで!という使い方。
クレジットカードの使い過ぎを防止する意味で、あえてリボの金額を設定して節約を心掛けたい。
クレジットカードは現金がなくても買い物ができて確かに便利ですが、まだこのくらいは使えるとかどんぶり勘定で使っていると、思わぬ金額の請求が来てしまうことがあります。
そうならないように上限を意識して使うのはよい方法かもしれませんね。うっかり超えてしまっても、サポートに連絡すれば1回払いに変更できるので手数料も取られずに済ませられます。
固定費の支払いを中心に安定的に1.5%得する使い方。
電化製品とか趣味の道具とか5万円を超えるお買い物に使うと、いちいちサポートに連絡して1回払いに変更してもらう必要があるのは、ちょっと面倒です。
公共料金やガソリン代など固定的にかかる支払いはある程度支払う金額が決まっていると思いますので、これらの支払いにDCカード Jizile(ジザイル)を使えば、月に2万~5万のレンジに収まる範囲で利用して、1.5%のポイントを安定的に貯められそうです。
ただ、ポイントを効率よく貯める上でPOINT名人.comは利用したいところなので、ネットで購入できる生活必需品の日用品や食料品には利用したいところですね。
毎月電話1本するくらいの手間は惜しまないという方。
電話を手間と感じなければ、いくら利用しても1.5%還元のカードとして利用することはできます。そうすることで、ポイントの失効も心配はなくなりますので、高還元のメリットだけ利用してしっかりポイントを貯めることができます。
ただし、うっかり電話を忘れてしまって大きな金額が翌月に繰り越されてしまうと、15%ものリボ払い手数料がかかるというリスクはありますので、絶対に忘れないための対策が必要ですね。
比較対象となるクレジットカードは?
年会費無料と1.5%にこだわるのであれば、P-one Wiz(ピーワン ウィズ)、Orico Card The Point(オリコカード ザ ポイント)ですね。
多少還元率が下がってもリボ払い専用でない安心感がある、リクルートカードがあります。下がったといっても1.2%となかなかの還元率です。