※セブン&アイ系のセブンカード・プラス、nanaco、QUICPay(nanaco)は2019年7月より、ポイント還元率が引き下げになりました。
コンビニエンスストアでお得に使えるクレジットカードを徹底的に調査しましたので、その結果をご紹介したいと思います。
nanacoやWAON、楽天Edyなどの電子マネーならポイントも貯まりますが、これらも現金でチャージして使っている方は、実は損をしています。
チャージでもお得にポイントを貯める方法もありますので、その辺りも紹介していきますね。
知っているのと知らないのでは大きな差になりますので、記事をお読みいただいて是非活用してみてくださいね。
今回はコンビニエンスストア最大手のセブンイレブン編です。
もくじ
- 1 コンビニでお得なクレジットカード・電子マネー活用術:セブンイレブン編
- 2 セブンイレブンの支払方法別還元率ランキング
- 3 dカードでのiD支払い(2019年10月以降はd払いアプリもOK)
- 4 ヤフーカードでチャージしたPayPay残高支払い
- 5 還元率3.0% リクルートカードでチャージしたnanacoでQUOカード(1万円)を購入しQUOカード支払い
- 6 還元率0.96~1.66% クレジットチャージしたnanaco払い
- 7 還元率1.71% ANA QUICPay+nanaco
- 8 還元率1.5% ビューカード、JALカード SuicaなどでクレジットチャージしたSuica払い
- 9 マイル還元率1.0% JALカード支払い(ショッピングプレミアム入会時)
- 10 還元率1.5% セゾン・UCカード支払い
- 11 セブンイレブンのお得な使い方まとめ
コンビニでお得なクレジットカード・電子マネー活用術:セブンイレブン編
使い方の前に、まずセブンイレブンで利用可能な支払方法を理解しておきましょう。
- セブン&アイグループの電子マネー「nanaco」
- LINE Pay
- PayPay
- メルペイ
- 後払い式電子マネー「iD」
- 後払い式電子マネー「QUICPay(クイックペイ)」
- 電子マネー「Edy」
- 交通系電子マネー「キタカ」「スイカ」「トイカ」「イコカ」「スゴカ」「パスモ」「ニモカ」「はやかけん」「マナカ」
- auWALLETカード
- クレジットカード(VISA、MASTER、JCB、AMEX、ダイナーズクラブ、セゾンカード、UCカード)
- QUOカード(クオカード)
- ALIPAY
- WeChart Pay
- セブン&アイ 共通商品券
2019年10月より下記のバーコード決済も使えるようになります。
- au PAY
- d払い
- ゆうちょPay
- 楽天 Pay
2019年10月以降は、d払いアプリならd払いアプリ0.5%還元+dカード1%還元に加え、「dポイントスーパー還元プログラム」の還元率が適用されますので最大+7倍と最大8.5%にできます。
セブンイレブンの支払方法別還元率ランキング
クレジットカード、電子マネー、プリペイドカード等を組み合わせて利用した時の還元率の高い順に表にしてみました。
※2019年7月よりnanacoのポイント還元率が200円(税抜)=1ポイントに、セブンカード・プラスのクレジット払いが200円(税込)=1ポイントと下がります。
また2019年6月10によりスタートしたdポイントスーパー還元プログラムでiD払いが最大7倍となったため、dカードによるiD支払い(Apple Pay、おサイフケータイ含む)がセブンイレブンを最もお得に使えるかもしれなくなっています。
支払方法 | 還元率合計 | 貯まるポイントと貯まり方 |
dカードのiD支払い | 1~8% | 100円=1ポイント+dポイントスーパー還元プログラムで最大+7倍 |
ヤフーカードからチャージしたPayPay残高で支払い | 4.0% | 3%分のPayPay残高+Tポイント1% |
リクルートカードでチャージしたnanacoでQUOカード(1万円)を購入しQUOカードで支払う | 3.0% | チャージ金額×1.2%分のリクルートポイント+QUOカードプレミア分180円(1.8%)お得 |
リクルートカードでチャージしたnanacoで支払う(月3万円まで) | 1.66% | チャージ金額×1.2%分のリクルートポイント+利用200円(税抜)=1nanacoポイント |
ANA QUICPay+nanacoのQUICPayで支払う | 1.71% | 利用200円(税抜)=1nanacoポイント+利用1,000円(税込)=1OkiDokiポイント+200円(税込)=1マイル |
au WALLETクレジットクレジット払い | 1.50% | 利用200円(税込)=3ポイント |
セブンカード・プラスでクレジットカード払い | 1.00% | 200円(税込)=2nanacoポイント |
セゾン・UCカードのクレジットカード払い | 1.50% | 利用1,000円(税込)=1永久不滅ポイント+利用100円(税込)=1nanacoポイント |
JALカードのクレジット支払い(ショッピングマイルプレミアム登録時) | 1.50% | 100円(税込)=1マイル (1マイル=1.5円換算) |
ビューカード・JALカードSuicaでチャージしたSuica払い | 1.50% | チャージ1,000円=15JRE POINT |
ANAカードのクレジット支払い | 1.25% | 利用200円(税込)=1マイル+利用1,000円(税込)=1OkiDokiポイント (1マイル=1.5円換算) |
セブンカード・プラスに紐付けたQUICPay(nanaco)で支払い | 0.96% | 利用200円(税抜)=1nanacoポイント+利用200円(税込)=1nanacoポイント |
セブンカード・プラスでチャージしたnanacoで支払う | 0.96% | チャージ200円=1nanacoポイント +利用200円(税抜)=1nanacoポイント |
ヤフーカードでチャージしたnanacoで支払う | 0.96% | チャージ200円(税込)=1Tポイント+利用200円(税抜)=1nanacoポイント |
セブン&アイグループオフシャルのクレジットカード・電子マネーといえばセブンカードとnanacoですが、セブンカード・プラスなら貯まるポイントをnanacoポイントに統一できます。
チャージでポイントが貯まるJCBブランドとQUICPayとの相性がよいですね。
ANAカードとau WALLETはカードの特約店となっているため優遇が受けられます。
主なところを解説していきます。
dカードでのiD支払い(2019年10月以降はd払いアプリもOK)
dポイントクラブでは2019年6月10日より、全てのiD、d払いアプリに対応したお店で、ポイント最大+7倍になる「dポイントスーパー還元プログラム」がスタートしています。
dマーケットやドコモの有料コンテンツの利用等の条件をクリアすると翌月10日以降のiD、d払いアプリの支払いがほぼ全て最大7倍になります。
セブンイレブンはdポイントクラブ加盟店ではありませんが、iDが使えるため、このプログラムの対象となるということです。
dポイントスーパー還元プログラムについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
ヤフーカードでチャージしたPayPay残高支払い
ヤフーカードはPayPayに登録してクレジットカード払いにすることもできますが、お得に使うためには、ヤフーカードでPayPay残高にチャージしてPayPay残高で支払うのがおすすめです。
チャージ分でヤフーカードの1%分のTポイントに加え、PayPay残高からの支払い時に3%分のPayPay残高が還元されますので合計4%還元にできます。
2019年8月はランチタイム限定で最大20%還元
ソフトバンク、ワイモバイル、Yahoo!プレミアム会員なら20%還元+10回に1回の確率で最大1,000円相当が戻ってくる、それ以外の方は10%還元+20回に1回の確率で最大1,000円相当が戻ってきます。
還元率3.0% リクルートカードでチャージしたnanacoでQUOカード(1万円)を購入しQUOカード支払い
ちょっと面倒ですが3.0%の還元率とセブンイレブンで最もお得にお買い物ができる方法です。
手順はこんな感じです。
- まずは、リクルートカードでnanacoに1万円クレジットチャージします。
- セブンイレブンに行き、セブン銀行ATMで残高照会を行ってnanacoに残高が反映させた後、QUOカードをnanacoで購入します。
- 購入したQUOカードをセブンイレブンのお買い物に利用します。
1万円で購入したQUOカードは10,180円分利用できるので1.8%還元、nanacoにチャージしたことで1.2%のリクルートポイントが貯まるので合計で3.0%の還元率になります。
QUOカードの購入はnanacoポイントの付与対象外なので、一見するとnanacoで購入する意味がなさそうですが、QUOカードはクレジットカードで購入することができないため、クレジットカードチャージしたnanaco支払いにすることで、間接的にクレジットカード払いにできるというのがこの方法のポイントになります。
QUOカードはセブンイレブン以外でも利用できますので、この方法を使えばセブンイレブン以外のQUOカードが使えるお店で同じように3.0%還元で利用することができますので、コンビニならローソンやファミマなど、全国の書店やエネオスでの給油なんかもお得にできます。
nanacoにクレジットチャージする方法はこちらの記事で紹介しています。
還元率0.96~1.66% クレジットチャージしたnanaco払い
nanacoへのクレジットカードチャージでポイントが貯まるクレジットカードを利用して、チャージとnanaco払いのポイント2重取りにする方法ですが、2019年7月以降、nanaco支払いのポイント還元率が200円(税抜)=1nanacoポイント(還元率0.46%)と半減してしまったため、税金など通常はポイント還元できない支払いに使う以外には、大きなメリットはなくなってしました。
主なカードは以下のものがあります。
- 1位.リクルートカード(JCB):1.2% ※月30,000円までの制限あり
- 2位.ヤフーカード:0.5%
- 2位.セブンカード・プラス:0.5%
月30,000円までならリクルートカードがちょっとお得ですが、セブンカード・プラスでnanacoにチャージするよりは、そのままセブンカード・プラスのクレジット払いにしたほうが、還元率としては消費税分高くなりますので、セブンカード・プラスを使っている方はクレジット払いをおすすめします。
https://www.card-points.com/sevencard-plus
還元率1.71% ANA QUICPay+nanaco
※2019年7月以降のnanacoポイント還元率変更に伴い、ANA QUICPay+nanacoで貯まるnanacoポイントがどうなるのかについては、はっきりと明記されていませんが、終了するか、還元率が下がるなどがあるかもしれません。
セブンイレブンのお買い物でマイルを貯めるなら、セブンイレブン・イトーヨーカドーのセブン&アイグループはANAカードのANAカードマイルプラス加盟店ですので、ANAの方が相性がよさそうです。
特におすすめは、ANA JCBカード、ソラチカカードをお持ちの方が利用できる「ANA QUICPay+nanacoのQUICPay」です。
これ一つでQUICPay(ANAカード払い)としてもnanacoとして利用できますが、断然お得なのはQUICPayとしての利用です。
セブンイレブンはカードマイルプラス加盟店ですので、200円(税込)=1マイルが貯まります。
さらにANA JCBカードのクレジット利用1,000円(税込)=1OkiDokiポイント、さらにnanacoボーナスポイントとして利用200円(税抜)=1nanacoポイントまでもらえてしまいます。
ポイントとマイルの3重取りで還元率1.713%(1マイル=1.5円換算)にすることができます。
JALのマイルについてもショッピングマイルプレミアムに登録している方なら、JALカードのクレジット支払で100円(税込)=1マイルが貯められます。
還元率1.5% ビューカード、JALカード SuicaなどでクレジットチャージしたSuica払い
ビューカードやJAL Suicaカード、ANA Suicaカードを利用している方なら、クレジットカーでチャージしたSuicaを利用することで1.5%還元(月の支払額1,000円=15JRE POINT)にできます。
ビューカードなら年会費実質無料でビックカメラもポイントカードとしても利用できる、ビックカメラSuicaカードがおすすめです。
マイル還元率1.0% JALカード支払い(ショッピングプレミアム入会時)
セブンイレブンはJALカード特約店ではありませんが、JALカードのショッピングマイルプレミアム(年会費:3,300円)を払っている方なら、セブンイレブンの利用でも100円=1マイル(厳密には四捨五入のため50円以上で1マイル貯まる)が貯まります。
1マイル=1.5円と換算すれば、還元率1.5%と悪くありませんので、JALマイラーの方はそのままJALカードを使うのかよいと思います。
還元率1.5% セゾン・UCカード支払い
永久不滅ポイントが貯まるセゾンカード・UCカードは事前に「ネットアンサー」(UCカードは「アットユーネット」)で登録をすることで永久不滅ポイントに加えnanacoポイントも貯めることができるため、セゾン・UCカードなら合計の還元率を1.5%にできます。
さらに永久不滅ポイントはnanacoポイントにも交換が可能、ポイントの有効期限もないため、貯まったポイントは無駄なくセブンイレブンのお買い物の利用することができます。
ただし永久不滅ポイントの貯まり方は1,000円につき1ポイントとなっているため、月の利用額のうち1,000円に満たない分は切り捨てされます。
※イトーヨーカドーについては2018年6月に終了しています。2019年7月以降セブンイレブンが対象が継続するのかについては、特に記載がありませんので、継続するものと思われます。
セブンイレブンのお得な使い方まとめ
2019年6月~7月にかけて、セブンイレブンを取り巻く環境も大きく変化しました。
- dポイントスーパー還元プログラムによりdカードのiD支払いが最大8%還元
- nanacoポイント、セブンカード・プラスのポイント還元率変更を受けて、nanacoへのクレジットチャージでのメリットが半減
この2点によって、いきなりdカードがセブンイレブンを最もお得に使えるかもしれなくなるという、全く予想もつかなかった展開になってきました。
ただ、セブンカード・プラスを使えば、イトーヨーカドーの
セブンイレブンでお得に買物をするためには、nanacoへのチャージでポイントが貯まるクレジットカードとnanacoを使うのがベストな方法といえそうです。
nanacoカードは年会費無料、セブンイレブンで入手できますが通常は発行手数料が300円かかります。
8のつく日にイトーヨーカドーで申し込むことや、キャンペーンを利用すると無料で持てることができたりします。
そのあたりについてはこちらの記事で紹介していますのでご参照ください。
OkiDokiポイント、ANAマイル、nanacoポイントの3重取りができます。
貯まったnanacoポイントもANAのマイルに交換できるのも嬉しいところです。