ANAカードの学生専用カードは、ANA一般カードの機能がほぼもれなく使えるだけでなく、ボーナスマイルや保険も充実しており、学生生活をアクティブに過ごすには非常に良いカードになっています。

年会費も期間限定ですが在学中無料になりますので、ANAの航空便を使って帰省や旅行をする学生の方には是非利用してみていただきたいクレジットカードです。
もくじ
- 1 ANAカード 学生用の主なスペック
- 2 ANAカード 学生用の申込みができる方
- 3 ANAカード 学生用の年会費
- 4 ANAカード 学生用の国際ブランド、カード発行会社
- 5 入会ボーナスマイル・継続時ボーナスマイルももらえる
- 6 マイル移行コース
- 7 スカイメイト特別割引
- 8 ANAカード学生用 専用ボーナスマイル
- 9 パッケージツアー・ホテルの優待特典
- 10 カードデスクでフライトの予約がスムーズにできる
- 11 研修プログラムが特別価格で受講できる
- 12 卒業マイルで2,000マイルがもらえる
- 13 ANAカード 学生用は自動付帯の保険が充実
- 14 国際ブランドはVISA/MASTER、JCBのどれを選ぶのがよいか?
- 15 ANAカード 学生用のまとめ
ANAカード 学生用の主なスペック
ANAカードには、学生用の他にANA JCBカードZEROという29歳以下の方が5年間だけ使えるカードが用意されています。
学生の方はどちらのカードも利用できますが、それぞれ特長が違うカードになっていますので、ANAカード 学生用とANA JCBカード ZEROの主なスペックをまとめてみました。
ANAカード 学生用![]() |
ANA JCBカード ZERO![]() |
|
国際ブランド | VISA・MASTER・JCB | JCB |
発行元 | 三井住友カード株式会社 株式会社ジェーシービー |
株式会社ジェーシービー |
本会員(税込) | 1,242円 在学中無料キャンペーン中 |
無料 |
家族会員(税込) | 設定なし | 無料 |
申込可能な年齢 | 18歳以上の学生 (高校生を除く) |
18歳以上29歳まで |
利用可能期間 | 在学期間中 | 29歳までの最高5年間 |
ポイントの貯まり方 | 1,000円(税込)=1ポイント VISA/MASTER:ワールドプレゼント JCB:OkiDokiポイント |
|
クレジットポイントからマイルへの移行 | 5マイルコース:1P=5マイル 10マイルコース:1P=10マイル ※10マイルコースは移行手数料が毎年かかる |
5マイルコース:1P=5マイル 10マイルコースは利用できない |
入会・継続時ボーナスマイル | 1,000マイル | なし |
学生専用ボーナスマイル | ANAプレミアムポイント5,000ポイント達成で1,000マイル、10,000ポイント達成で2,000マイル | なし |
卒業マイル | 卒業後、ANA一般カードへの自動切替で2,000マイル | なし |
フライトマイル 飛行機の搭乗でもらえる |
搭乗の区間基本マイレージ × 運賃種別ごとの積算率 旅割等割引チケットは75%パッケージツアーは50%等 |
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搭乗時ボーナスマイル | 搭乗時カード種類別積算率10% | |
海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円(自動付帯) 出国から90日間有効 |
付帯なし |
国内航空傷害保険 | 最高1,000万円(自動付帯) | 付帯なし |
国内旅行傷害保険 | 付帯なし |
ANA JCBカード ZEROはお試し利用で特典も限定的なのに比べると、ANAカード 学生用は年会費等がお得なだけでなく学生カード専用の特典も用意されていて、こうして比較しただけでも、ANAカード 学生用がかなりお得な設定になっていることがわかりますね。
では、ANAカード 学生用のそれぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
ANAカード 学生用の申込みができる方
18歳以上の学生(大学・短大・専門学校・工業高専4、5年生・大学院生)で日本国内で支払いが可能な方となっています。
未成年者の場合親権者の同意が必要です。
学生専用カードですので家族カードはなく、学生の方本人のみ利用可能になっています。
ANAカード 学生用の年会費
ANAカード 学生用の年会費は1,242円(税込)ですが、在学期間中年会費無料キャンペーンが実施されていますので、年会費無料で利用できます。
入会時ボーナスマイルが1,000マイルもらえますし、クレジットカードのポイントを1ポイント=10マイルに交換できる「10マイルコース(税抜6,000円/年)」も選べます。
基本的にANA一般カードの特典はほとんど利用できる上に、学生専用ならではの特典が上乗せされていますので、29歳以下の方限定のANAカード ZEROよりもお得なカードになっています。
ANAカード 学生用の国際ブランド、カード発行会社
ANAカード 学生用の国際ブランドはVISA、MASTER、JCBが選べます。
VISA、MASTERの発行元は三井住友VISAカード、JCBはJCBカードです。
どちらも歴史あるカード会社ですので、サポートもしっかりとしていますし安心して利用できます。
入会ボーナスマイル・継続時ボーナスマイルももらえる
ANAカード ZEROでは入会時、継続時ボーナスマイルはもらえませんが、ANAカード学生用は入会時、継続時にそれぞれ1,000マイルがもらえます。
マイル移行コース
ANAカードの場合クレジットカードを利用して貯まるのはクレジットカード会社のポイントとなっており、マイルにするにはポイントを移行する必要があります。
マイルへの移行には、移行手数料無料の5マイルコース(1ポイント=5マイルに交換)と、移行手数料が有料ではあるものの2倍の交換レートにできる10マイルコース(1ポイント=10マイルコース)があります。
ANAカード 学生用はいずれのコースも選べるようになっていますが、移行手数料は無料にはなりません。
VISA/MASTER(三井住友VISAカード)は6,000円(税抜)、JCBは5,000円(税抜)がかかりますが、学生の方のクレジットカード利用金額を考えると無料で利用できる5マイル移行コースで充分なのではと思います。
スカイメイト特別割引
22歳未満の方はANAカード学生用の提示で、スカイメイト割引運賃が適用されます。
しかも割引運賃は通常区間基本マイレージが75%になるところですが、ANAカード 学生用なら区間基本マイレージが100%もらえるという特典もあります。
ANAカード学生用 専用ボーナスマイル
ANAカード 学生用では、ANAプレミアムポイントに応じて、プレミアムポイント達成時のボーナスとしてマイルがプレゼントされます。
- ANAプレミアムポイント5,000ポイント達成:1,000マイル
- ANAプレミアムポイント10,000ポイント達成:2,000マイル
ANAプレミアムポイントとは、1年間のANAグループの航空機搭乗で積算されるポイントで、以下の式で計算されます。
- 「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×路線倍率+搭乗ポイント」
いまいちよくわからないところですが、以下のページで実際に獲得できるポイント数が計算できますので、こちらで試してみるとどの程度貯められるか計算できます。
ちなみに、ANAカード学生用でスカイメイト割引を使って羽田→沖縄便に搭乗すると、プレミアムポイントは1,476ポイントになりました。
同様に羽田→伊丹で計算すると420ポイント、羽田→福岡で850ポイントでしたので、5,000ポイントを達成するには、スカイメイト割引で国内なら年に3往復位する必要がありそうです。
パッケージツアー・ホテルの優待特典
ANAカード 学生用ならANAスカイホリデー、ANAハローツアー、ANA SKY WEB TOURの専用予約窓口で申込むとパッケージツアーが5%OFFになります。
さらに宿泊についてもANAが提携するインターコンチネンタル ホテルズ グループ(IHG)とANAの共同ブランドホテルおよびANAホテルの利用が割引価格からさらに5%OFFになります。
カードデスクでフライトの予約がスムーズにできる
ANAカード 学生用ならカードデスクにお客様番号を伝えることでスピーディに予約できます。
国内線では会員専用の予約電話が設置されていますので、初めて飛行機を利用する際にも親切に応対してもらえます。
研修プログラムが特別価格で受講できる
ANAグループの接遇マナーやコミュニケーションスキルなどの研修プログラムが特別価格で受講できます。
社会人になってからは役に立つのはもちろんですが、就職活動の前に受講しておけば、面接の時とかに役立ちそうですね。
卒業マイルで2,000マイルがもらえる
卒業後にANA一般カードへ自動切替えになると卒業マイルとして2,000マイルがもらえます。
ANAカード 学生用は自動付帯の保険が充実
ANAカード学生用には、最高1,000万円の海外旅行障害保険、国内航空傷害保険が付帯しています(国内旅行障害保険は付帯していません。)。
いずれも自動付帯ですので事前の登録なども必要なく、いざというときに便利に使えます。
海外旅行傷害保険については日本出国日から90日間有効ですので、卒業旅行などはもちろんですが、夏休みなどの短期留学にも活用できます。
国際ブランドはVISA/MASTER、JCBのどれを選ぶのがよいか?
基本的な部分はほとんど変わりませんが、卒業後もANA一般カードに切り替えて使い続けることを考えると、年会費がお得にでき、加盟店数も多く、海外でも便利に使えるVISA/MASTERがよいかもしれないです。
VISA/MASTERの三井住友VISAカードでは、マイ・ペイすリボ登録と年1回以上の利用があると、2,200円(税込)の年会費が1,127円(税込)にできますが、JCBにはこのようなルールはないため、年会費ではVISA/MASTERの方がお得です。
一方で貯まったポイントを1ポイント=10マイルで交換できる「10マイルコース」の移行手数料は、JCBが5,500円(税込)に対して、VISA/MASTERが6,600円(税込)になります。
ANAカードの月の利用額がJCBなら6万円(VISA/MASTERは月に7.2万円)以上の方は、JCBの方がちょっとだけですがお得になります。
このあたりについては、こちらの記事で紹介していますので、是非ご覧ください。
ANAカード 学生用のまとめ

ANAカード 学生用は、年会費がお得なだけでなく、特典も優遇され、保険も充実しているとてもうれしい内容のカードになっています。
- 在学中年会費無料(期間限定キャンペーン中)
- スカイメイトの割引運賃も基本マイルが100%もらえる
- プレミアムポイントに応じて学生専用ボーナスマイルがもらえる
- 海外旅行傷害保険、国内航空障害保険が自動付帯
- 海外旅行傷害保険は出国から90日有効なので短期留学などにも利用可能
- 卒業後、ANA一般カードの自動切替で卒業ボーナスとして2,000マイルがもらえる
帰省などで航空機を利用される学生さんはもちろんですが、海外に行って色々と経験したい学生さんには是非おすすめしたいカードになっています。
是非ご活用ください。
JALカードの学生専用カード「JALカード navi」もかなり良いカードになっていますので、比較してみるとよいでしょう。
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