ANAカードの中でコスパが高いカードとしてANA VISA Suicaカードと並ぶのが、東急カードが提携しているANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードです。

ANA VISA一般カードよりも年会費割引特典の割引率が高く、年会費を継続マイル以下にできるという技が使えます。
また、以下の5つの機能が1枚に集約された中身の濃いカードになっています。
- ANAカード(クレジットカード)
- ANAマイレージクラブ
- TOKYU POINTカード
- PASMO
- PASMO定期券
東急沿線にお住まいでANAのマイルを貯めようという方はもちろんのこと、PASMOがついていますので、他の私鉄沿線やメトロをお使いの方も、お得に利用できますので、是非おすすめしたいカードです。
今回はそんなANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードを紹介していきます。
もくじ
- 1 ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードは年会費がANAカード最安にできる
- 2 国際ブランドはMASTER
- 3 ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードは家族カードも使える
- 4 ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードのマイル・ポイントの貯まり方
- 5 貯まったワールドプレゼント(クレジットカードポイント)・ANAマイル・TOKYU POINTの関係は?
- 6 ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードはPASMO定期券が搭載できる
- 7 ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードはApplePay・Google Pay対応
- 8 ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードはEdy機能は付けられない
- 9 その他の設定はANA VISA一般カードと同じ
- 10 ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードの入会キャンペーン
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードは年会費がANAカード最安にできる
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードの大きなメリットの一つが、WEB明細やリボ払いの設定で年会費がお得にできるという点です。
マイペイすリボへの登録+年1回以上の利用で年会費2,200円が826円(税込)に!
通常の本人会員年会費は2,200円(税込)ですが、リボ払い設定と年1回以上の利用で初年度より1,349円(税込)割引になるため、826円(税込)で利用することができます。
ANA VISA Suicaカードの本人会員年会費は2,200円(税込)ですが、発行元の三井住友VISAカードでは2つの年会費割引特典が利用できます。
- WEB明細の利用と過去1年間で6回以上請求がある
- リボ払い「マイ・ペイすリボ」設定と年1回以上の利用
1の割引額はいずれのカードも同じですが、2のリボ設定と年1回以上の利用については、ANA VISA一般カードよりもANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードの方が割引額が高い設定になっています。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード |
ANA VISA 一般カード | 差 | |
WEB明細+年6回請求あり | 500円(税抜) | 500円(税抜) | 0円 |
リボ払い+1回利用 | 1,249円(税抜) | 975円(税抜) | 274円(税抜) |
そのため、リボ払い設定と年1回以上の利用なら年会費は826円(税込)にできます。
同じくPASMOが東京メトロの「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)」は年会費(税込2,200円)が優遇される特典はありませんので、ANAカードでPASMOを使いたい方とって、最安の年会費で利用できるカードです。

2021年2月支払い分よりマイ・ペイすリボの年会費割引の条件が変更される
ただし、残念ながら2のマイ・ペイすリボの年会費割引は2021年2月支払い分よりマイ・ペイすリボ登録と「年1回以上リボ払い手数料の支払いがある」に条件が変更されます。
リボ払い手数料は高金利ですので、条件変更後はやめておいたほうがよいかもしれません。
WEB明細書サービスに登録し年6回以上請求が発生すると500円+消費税分が割引になるので、1,620円(税込)で利用することも可能ですが、この特典は2年目以降に適用されます。
国際ブランドはMASTER
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードの国際ブランドはMASTERのみです。
三井住友カードの発行ながらVISAは選べませんが、特に問題はないと思います。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードは家族カードも使える
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードは家族カードが発行できます。
家族会員の年会費は1,000円(税抜)、初年度は年会費無料です。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードのマイル・ポイントの貯まり方
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードはANAカード、三井住友VISAカード、TOKYU CARD(東急カード)が提携しているため、貯まるポイントが3種類あり、ちょっと複雑です。
- 三井住友VISAカード:ワールドプレゼント
- ANAカード:ANAのマイル
- TOKYU CARD(東急カード):TOKYU POINT
クレジットカードの利用で貯まるのはワールドプレゼント
クレジットカード払いにすると三井住友カードのワールドプレゼントが月の請求金額1,000円につき1ポイント貯まります。
1ポイント=5円相当ですので還元率は0.5%です。
マイルへの移行は有料・無料の2コースあります。
- 5マイル移行コース(年会費無料):1ポイント=5マイル
- 10マイル移行コース(年会費6,000円(税別)):1ポイント=10マイル
10マイル移行コース手数料は、交換の際に1年に1回支払えばその年は有効になりますので、2年に1回だけ利用すれば、1年当たりは3,000円(税抜)にできます。
ANAカード提携先でANAのマイルが貯まる
セブン-イレブン、マツモトキヨシなどのANAカードマイルプラス加盟店や、楽天市場などANAマイレージモール参加ショップなら、ワールドプレゼントに加えてANAのマイル(100円〜200円につき1マイル程度)も貯まります。
ANAカード特典でマイルが貯まる
ANAカード特典として、継続マイルやANAの航空便利用などでANAのマイルを直接貯めることができます。
- 入会時・継続時マイル:毎年1,000マイル
- ANAの航空便利用:フライトマイルに加え搭乗時ボーナスマイル10%上乗せ
TOKYU POINT(東急ポイント)カードとして東急グループの利用ならワールドプレゼントに加えTOKYU POINTが貯まる
東急グループやTOKYU POINT(東急ポイント)加盟店でのクレジット払い利用で、ワールドプレゼントに加えTOKYU POINTが貯まります。
- 東急百貨店・渋谷ヒカリエ ShinQs :(年間買上げ金額に応じて)3%~最大10%
(食品・セール品は一律1%) - 東急ストア : 200円(税抜)=1ポイント
東急ハンズ、渋谷109、東急プラザなどのTOKYU POINT加盟店、東急の電車・バスの乗車や東急線の駅に設置された自動販売機や売店のPASMO利用でもTOKYU POINTを貯めることができます。
PASMOへのオートチャージでもポイント(ワールドプレゼント)が貯まる
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードはPASMOへオートチャージでワールドプレゼントが貯まります。
ただし、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードから他のPASMOカードへのオートチャージは設定できませんので、PASMOやPASMO定期券を利用する場合は、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードのPASMO機能を利用する必要があります。
※オートチャージを設定後はオートチャージのみ解約することはできず、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードを解約する形になりますので、予め理解しておきましょう。
また「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」は対象外ですのでPASMOへのチャージでTOKYU POINTは貯めることはできません。
貯まったワールドプレゼント(クレジットカードポイント)・ANAマイル・TOKYU POINTの関係は?
それぞれのポイントの関係はこんな感じになっています。
- ワールドプレゼントはANAのマイルに移行
- ANAのマイルとTOKYU POINTは相互交換可能
ワールドプレゼントはANAマイルに交換可能
ワールドプレゼントはANAマイルに交換できます。
- 5マイル移行コース(年会費無料):1ポイント=5マイル
- 10マイル移行コース(年会費6,000円(税別)):1ポイント=10マイル
ワールドプレゼントはキャッシュバックや各種電子マネー、他のポイントや商品への交換もできますが、折角ANAカードを利用するのであればANAのマイルに交換するのがよいとは思います。
ANAマイルとTOKYU POINTは相互交換が可能
ANAのマイルとTOKYU POINTは相互に交換出来ますが、交換レートは若干異なります。
- 1,000 TOKYUポイント → 750マイル
- 10,000マイル → 10,000 TOKYUポイント
ANAマイルへの交換レートが他のカードは大抵1:2だったりするので比較的高い設定になってています。(メトロポイントを9:10の比率で交換できるソラチカ(ANA To Me CARD PASMO JCB)には劣りますが)
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードはPASMO定期券が搭載できる
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードはPASMO定期券として利用することができます。
定期券の購入もクレジット払いにすればワールドプレゼントが貯まります。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードへの定期券の発行が可能な事業者は、東京急行電鉄・京浜急行電鉄・東京地下鉄・東武鉄道、相模鉄道の5事業者です。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードはApplePay・Google Pay対応
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードはApple Pay・Goole Payに対応していますので、iPhone7、Apple Watch Series2以降のFelica(フェリカ)対応端末やフェリカ搭載のAndroid端末に登録すれば後払い式電子マネー「iD」がつかえるようになります。
iDは主要なコンビニやスーパー、ドラッグストアや飲食店などで広く使えます。
国際ブランドのMASTERはApple Payのウェブ・アプリ決済にも対応しています。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードはEdy機能は付けられない
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードは、他のANA VISAカードで利用できるEdy機能は付けられません。
その他の設定はANA VISA一般カードと同じ
その他の設定、ポイント(ワールドプレゼント)の貯まり方、マイル移行手数料、旅行傷害保険、ANAカードの優待、ANAマイレージクラブの特典などは他のANA一般カードと同様です。
ANA一般カードのスペック等はこちらで詳しく紹介していますのでご確認ください。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードの入会キャンペーン

ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードではお得にマイルが貯まるキャンペーンが実施中ですので、公式サイトにてご確認ください。
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