「ANAのマイルを貯めてお得に旅行に行きたい!」という方がANAのマイルをお得に貯めるためには、ANAのマイルが貯まるクレジットカードをうまく活用することが重要です。
一番のおすすめはやはりANAカードです。
まずは年会費の負担が少ないオーソドックスなANAカード(一般カード)について詳しく紹介していきます。
※JCBブランド限定で2019年12月15日まで最大10,000円までキャッシュバックキャンペーンが実施中です。

もくじ
- 1 ANAカード(一般カード)の基本スペック
- 2 ANAカード(一般カード)の国際ブランドと年会費
- 3 ANAカードのマイルの貯め方とマイル移行手数料
- 4 じゃあJCBとVISA・MASTERは年間の維持費はどっちがお得なの?
- 5 でも手数料払ってまで10マイルコースを選ぶべき?カード利用金額別獲得マイル数比較
- 6 ANAカードの利用金額ごとのマイル還元率
- 7 マイルが有利に貯まるANAカードの特典
- 8 マイルが有利に貯まるANAの特典を加味して還元率を再計算してみると
- 9 ANAカードで使える電子マネー
- 10 その他のANAカード特典
- 11 付帯する保険など
- 12 ANAカードの新規入会キャンペーン
- 13 電車の定期代や乗車もマイルにしたいなら
ANAカード(一般カード)の基本スペック
ANAカード(一般カード)のスペックをまとめてみました。
ANAカードはJCBかVISA/MASTERでカード発行会社が変わります。
マイル移行手数料や貯まるポイント、WEB明細、ポイントアップモール、使える電子マネーなどが変わってきますので、しっかり理解してから選ぶことをおすすめします。
ANA一般カード JCB ![]() |
ANA一般カード VISA・MASTER ![]() ![]() |
|
国際ブランド | JCB | VISA・MASTER |
発行元 | 株式会社ジェーシービー | 三井住友カード株式会社 |
本会員(税込) | 2,200円 (初年度年会費無料) |
2,200円 (初年度年会費無料) 1.マイ・ペイすリボ登録年1回以上利用で1,127円 2.WEB明細で1,650円 ※1か2のどちらかのみ適用 |
家族会員(税込) | 1,100円 (初年度年会費無料) |
1,100円 (初年度年会費無料) |
ポイントの貯まり方 | OkiDokiポイント 1,000円(税込)=1ポイント |
ワールドプレゼント 1,000円(税込)=1ポイント |
クレジットポイントからマイルへの移行 | 5マイルコース:1ポイント=5マイル 10マイルコース:1ポイント=10マイル ※10マイルコースは移行手数料が毎年かかる |
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10マイルコース移行手数料(年間・税込) | JCB:5,500円 | VISA・MASTER:6,600円 |
ANAカードマイルプラス加盟店での利用![]() |
100円=1マイル(または200円=1マイル) 直接マイル口座にマイルとして貯まる |
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ANAマイレージモール参加のオンラインショップなど![]() |
200円=1マイル(または100円=1マイル) お店やサービスにより異なる。 直接マイル口座にマイルとして貯まる |
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クレジットカード会社のポイントアップモールでの利用 | OkiDokiランド 獲得したボーナスポイントは1p=3マイルにて500ポイント以上1ポイント単位で交換可能 |
ポイントUPモール 獲得したプレミアムポイントは1p=3マイルにて1ポイント以上1ポイント単位で交換可能 |
入会・継続時ボーナスマイル | 1,000マイル | |
フライトマイル 飛行機の搭乗でもらえる |
搭乗の区間基本マイレージ × 運賃種別ごとの積算率 旅割等割引チケットは75%パッケージツアーは50%等 |
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搭乗時ボーナスマイル | 搭乗時カード種類別積算率10% | |
電子マネー(カードに内蔵) | 楽天Edy | iD・楽天Edy |
追加できる電子マネー等 | ANA QUICPay + nanaco ・QUICPay・PiTaPa |
iD(Apple Pay・Google Pay) PiTaPa・銀聯 |
海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円 | |
国内航空傷害保険 | 最高1,000万円 | |
国内旅行傷害保険 | 付帯なし |
では、それぞれの項目について見ていきましょう。
ANAカード(一般カード)の国際ブランドと年会費
ANAカード(一般カード)の年会費は初年度は無料、2年目以降は2,000円(税抜)です。
2年目以降の年会費についてVISA・MASTER(三井住友VISAカード)は以下の2つの「年会費割引特典」のいずれかが利用できます。
- WEB明細利用で500円(税抜)引き
- マイ・ペイすリボ登録と年1回以上利用で975円(税抜)引き
1が適用なら1,500円(税抜)2が適用なら年会費は1,025円(税抜)です。
※2のマイ・ペイすリボの年会費割引は2021年2月支払い分よりマイ・ペイすリボ登録と「年1回以上リボ払い手数料の支払いがある」に条件が変更されます。

継続ボーナスマイル1,000マイルをもらうと
ANAカード(一般カード)は継続時ボーナスマイルとして毎年1,000マイルがもらえます。
JALカードは毎年初回搭乗が条件ですが、ANAカードはカードの継続だけでOKです。
1マイル=1.5円なら換算すれば1,500円になりますので、VISA/MASTERなら年会費は実質無料かお得にできます。
ANAカードのマイルの貯め方とマイル移行手数料
ANAカードはクレジットカード支払いで直接マイルは貯まらず、JCBは「OkiDokiポイント」、VISA/MASTERは「ワールドプレゼント」が、月の請求額1,000円(税込)ごとに1ポイントが貯まり、貯まったポイントはマイルに交換(移行)できます。
どちらに1ポイント=5円相当なので還元率は0.5%ですが、ポイントをマイルに交換する際に「移行手数料がかかる10マイルコース」を選ぶとマイル還元率を2倍の1%にできます。
- 5マイルコース(無料):1ポイント=5マイル(マイル還元率0.5%)
- 10マイルコース(有料):1ポイント=10マイル(マイル還元率1.0%)
10マイルコースの移行手数料はJCBが年間5,000円(税抜)、VISA/MASTERは年間6,000円(税抜)です。
ANAカードの10マイルコースはマイルに交換する年のみ使うようにすれば毎年払う必要はありませんが、OkiDokiポイントもワールドプレゼントも一般カードの有効期限は「獲得月から2年」ですので、効率よくマイルに交換するためには2年に1回は移行手数料を払う必要があります。

じゃあJCBとVISA・MASTERは年間の維持費はどっちがお得なの?
年会費がお得なVISA・MASTERに対し10マイル移行手数料がお得なJCB、年間の維持費で見たときにはどっちがお得なの?ということで比較してみました。
VISA・MASTERはWEB明細登録時の年会費500円引きが適用、マイルへの移行は2年に1回利用する前提です。
結果としては、なんと全く同額になりました。
ANA一般カード JCB |
ANA一般カード VISA・MASTER |
差 | |
年会費(税込)2年目以降 ※WEB明細登録時 |
2,200円 | 1,650円 (2,200円-550円) |
550円 |
マイル移行手数料/年あたり換算 ※2年に1回利用 |
2,750円 (5,500円÷2) |
3,300円 (6,600円÷2) |
550円 |
合計 | 4,950円 | 4,950円 | 0円 |

でも手数料払ってまで10マイルコースを選ぶべき?カード利用金額別獲得マイル数比較
10マイルコースはマイル還元率が2倍になるので一見お得そうにみえますが「移行手数料を払ってまで使うべきなの?」ということで、クレジット支払金額毎に試算してみました。
1マイル=1.5円換算で比較
この表は月の利用金額ごとに年間の獲得マイル数を1マイル=1.5円で金額換算し比較しています。
ANAマイルプラスやポイントアップモールなどは考慮していません。
年会費と2年に1回マイル移行手数料を払った場合の年あたりの維持費の合計4,950円を上回れば移行手数料以上にお得になるものとします。
月利用金額(年利用金額) | 5マイルコース | 10マイルコース | 差 |
月30,000円(年36万円) | 1,800マイル 2,700円相当 |
3,600マイル 5,400円相当 |
2,700円相当 |
月40,000円(年48万円) | 2,400マイル 3,600円相当 |
4,800マイル 7,200円相当 |
3,600円相当 |
月55,000円(年66万円) | 3,300マイル 4,950円相当 |
6,600マイル 9,900円相当 |
4,950円相当 |
月60,000円(年72万円) | 3,600マイル 5,400円相当 |
7,200マイル 10,800円相当 |
5,400円相当 |
月100,000円(年120万円) | 6,000マイル 9,000円相当 |
12,000マイル 18,000円相当 |
9,000円相当 |
月55,0000円が分岐点になるようです。
それなりの金額ですので、メインカードとして普段のショッピングや公共料金の支払いなどに利用する方向けですね。
ANAカードの利用金額ごとのマイル還元率
利用金額ごとのANAカードの還元率を1マイル=1.5円として計算してみました。
毎年もらえる継続マイル1,000マイルとクレジット払いでもらえるポイントを2年に1回10マイルコースで移行した際の獲得金額から、1年あたりの年会費と移行手数料(4,950円)を引いた金額を、年間利用額で割って算出しています。
- 還元率 =((獲得マイル数✕1.5)ー 年維持費4,950円)÷ 年利用金額
獲得マイル数 (継続1,000マイル込) |
還元額-年維持費 還元率 |
|
月30,000円(年36万円) | 4,600マイル 5,400円相当 |
1,950円相当 0.54% |
月40,000円(年48万円) | 5,800マイル 8,700円相当 |
3,750円相当 0.78% |
月55,000円(年66万円) | 7,600マイル 11,400円相当 |
6,450円相当 0.98% |
月60,000円(年72万円) | 8,200マイル 12,300円相当 |
7,350円相当 1.02% |
月80,000円(年96万円) | 10,600マイル 15,900円相当 |
10,950円相当 1.14% |
月100,000円(年120万円) | 13,000マイル 19,500円相当 |
14,550円相当 1.21% |
マイル移行手数料の分岐点月55,000円だと0.98%ですが、月10万円以上利用すると1.2%を超えてきます。
ただし、これは搭乗マイルやボーナスマイル、ANAカードマイルプラス加盟店やANAマイレージモールなどを加味していない状態ですので、これらを上手く活用すると還元率を上げていくことができます。
そのあたりについて解説していきます。
マイルが有利に貯まるANAカードの特典
入会時・継続時ボーナスマイル
入会時・継続時に一般カードで毎年1,000マイルがもらえます。
上級グレードのワイド、ワイドゴールドは2,000マイル、プレミアムなら10,000マイルがもらえます。
JALカードではその年の初回搭乗が条件になっていますが、ANAカードではカードを保有しているだけでもらえますので、陸マイラーの方には嬉しい特典です。
フライトマイルに割り増しボーナスマイルがもらえる
ANAの搭乗で区間基本マイレージにクラス・運賃倍率×10%のボーナスマイルが加算されます。
上級グレードのワイド、ワイドゴールドなら25%、プレミアムなら50%の割り増しです。
ちなみに東京ー沖縄が984マイルです。
ANAカードマイルプラス対象店舗でマイルを上乗せ
ANAカードマイルプラス提携店ならクレジットカード会社のポイントとは別に更に100円=1マイルもしくは200円=1マイルなどが貯まります。
セブンイレブン、マツモトキヨシ、スターバックス、高島屋、ヤマダ電気LABI、引越、交通、ホテル、レンタカーなど参加企業はバラエティに富んでいます。
セブンイレブン、マツモトキヨシあたりが上手く使えると普段の生活費も効率よくマイルにできそうですね。
ネットショッピング等はANAマイレージモールとカード会社のモールを活用
ANAカードならANAマイレージモールとカード会社のポイントアップモール(JCBはOkiDokiランド、VISA・MASTERはポイントUPモール)が利用できます。
ANAマイレージモールなら直接マイルが貯められますし、OkiDokiランド、ポイントUPモールならカード会社のポイント経由でマイルに交換できます。
ただ、カード会社のモールはいずれも1p=3マイルですので、ポイントアップ中だったりしない限り、レートではANAマイレージモールが上回りそうです。
楽天市場、YAHOO!ショッピング、ポンパレモール、ニッセン、ベルメゾン、DHC等の定番ショップはもちろん、Joshinやヤマダウェブコム、ケーズデンキなどの家電量販店やDELLやHP等のパソコンメーカーもあったりしますので、家電やパソコンの買い替えなどでは一気にマイルを貯めるチャンスです。
AmazonはANAマイレージモールには参加していないのでOkiDokiランドかポイントUPモール経由で利用しましょう。
マイルが有利に貯まるANAの特典を加味して還元率を再計算してみると
もろもろの特典を利用しつつANAカードを使うことでどの程度の還元率までアップできるか試算してみました。
Edy支払いで月3万円(ランチやコンビニでの買物など)、ANAカードマイルプラス提携店(イトーヨーカドー・セブン-イレブン等)で月3万、ANAマイレージモール(ネット通販)で月1万円、その他で月3万円という感じです。
航空券購入でフライトマイルを獲得することは考慮していません。
月利用金額 年利用金額 |
5マイル コース (VISA) |
10マイル コース (VISA・JCB) |
|
継続マイル | – | 1,000マイル | 1,000マイル |
Edy支払(200円=1マイル) | 月1万円 年12万円 |
600マイル | 600マイル |
ANAカードマイルプラス提携店(200円=1マイル) | 月3万円 年36万円 |
1,800マイル | 1,800マイル |
ANAマイレージモール (200円=1マイル) |
月1万円 年12万円 |
600マイル | 600マイル |
上記以外(マイル加算なし) | 月3万円 年36万円 |
– | – |
ANAカード利用合計 カードポイント交換分 |
月8万円 年96万円 |
4,800マイル | 9,600マイル |
合計獲得マイル数 獲得額(1マイル=1.5円) |
– | 8,800マイル 13,200円相当 |
13,600マイル 20,400円相当 |
獲得額-維持費 還元率 |
– | 11,550円 還元率1.20% |
15,450円 還元率1.61% |
月8万円の利用で10マイル移行コースなら13,600マイル、1マイル=1.5円換算で1.61%です。
5マイル移行コースだと移行手数料はかからないものの獲得できるマイル数の差で0.4%も低くなってしまいますので、メインカードとして利用するなら10マイル移行コースの方がお得です。

ANAカードで使える電子マネー
どちらのカードにも楽天Edyが標準で付帯、VISA・MASTERは後払い式電子マネー「iD」がカードに付帯しています。
関西圏にお住まいの方はPiTaPaも利用可能です。
また、ANAカードはApplePay・GoolePayにも対応していますので、スマホやApple Watchに登録するとJCBは「QUICPay」がVISA/MASTERは「iD」が使えるようになります。
iDもQUICPayも主要なコンビニやスーパー、ドラッグストアなど使えるお店はかなり共通していますが飲食店などはiDの方が使えるお店が多そうです。
また、JCBはカードやキーホルダータイプのQUICPayも利用できます。
キーホルダータイプの「ANA QUICPay + nanaco」は発行手数料300円がかかりますが、ANAの搭乗が楽になる「SKiPサービス」と「QUICPay」と「nanaco」の機能がこれだけで利用できます。
ちなみに「ANA QUICPay + nanaco」をセブンイレブンで使うならnanacoではなくQUICPayがお得です。
ANAカードはnanacoへのクレジットチャージでOkiDokiポイントを貯めることはできませんが、セブンイレブンはANAカードマイルプラス提携店なのでANAカード利用200円=1マイルがたまります。
「ANA QUICPay + nanaco」のQUICPay支払いならANAカード払いになるのでANAカードマイルプラスの特典マイルもOkiDokiポイントも貯まります。
さらに、なんとnanacoポイントも200円=1ポイント貯まるのでポイント3重取りになってしまうというすごいお得が用意されています。
例えば1,100円の買い物をした場合、これだけのポイントとマイルが貯まります。
- OkiDokiポイント=1ポイント(10マイルコースの場合10マイル相当)
- ANAのマイル=5マイル
- nanacoポイント=5ポイント(2.5マイル相当)
全部マイルに交換した場合17.5マイルですので、1.5円換算とした場合還元率は2.43%です。
※nanacoポイントはANAのマイルへの交換レートが1/2になってしまうので、実際にはnanacoポイントとしてお買い物に使ったほうがお得ですが。
ゴールドカード以上なら楽天Edyならチャージと利用でポイント2重取り可能
ゴールドカード以上に限られますが、ANAカードからのチャージで200円=1マイル、Edy支払いで200円=1マイルが貯まるので合計200円=2マイルになります。
飲食店や街のお店で使えるところは楽天Edyがおすすめです。
月額300円(税抜)でEdyポイント3倍のANAマイレージクラブモバイルプラス
ANAマイレージクラブモバイルプラスとは、月額300円(税抜)でEdy還元率3倍、ANA SKYコイン還元率最大1.5倍になるなどの特典が受けられるサービスです。
- Edyの利用で200円=3マイル(マイル還元率3倍)
- ANA SKYコインの交換レートが最大1.5倍
- 「特典航空券」「ANA SUPER VALUE」などの先行予約・購入
- ANAオリジナルの壁紙など、限定コンテンツ
- 海外WiFiレンタル対象の「グローバルWiFi」レンタル料毎月1回、1日分無料
月に33,000円以上Edyを利用するという方は使ってみるのもよいかもしれません。
その他のANAカード特典
機内販売10%OFF、ANA FESTA 10%OFF、A-style 7%OFF、旅行商品5%OFF、ビジネス公開講座15%OFF、提携ホテル宿泊割引などが利用できます。
付帯する保険など
海外旅行傷害保険、国内航空傷害保険がそれぞれ最高1,000万円付帯しています。
国内旅行傷害保険は付帯いていません。
ANAカードの新規入会キャンペーン

ANAカードでは、お得な新規入会キャンペーンが実施中です。
JCBブランドのキャンペーンはこちらでご確認ください。
VISA・MASTERはこちらでご確認ください。
電車の定期代や乗車もマイルにしたいなら
ANAカード(一般カード)には、VISA・MASTER、JCBの他に、東京メトロ、東急電鉄、JR東日本が提携した、PASMOやSuicaが付けられるカードもあります。
特に東京メトロが提携している「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)」は東京メトロの利用などで貯まったメトロポイントが100メトロポイント=90マイルという高いレートで還元できるので、東京メトロをお使いの方はもちろん、GポイントやPexポイントを貯めることができる方などもANAのマイルに効率的に交換できておすすめです。
JALカードについてはこちらです。